右脳のレッスン

2014年05月22日 | 日記
テキスト解析は一旦お休みして、今日はレッスン報告記とします。
今日はNさんとご一緒にW先生のお宅に伺わせて頂きました。Nさんが昨日から明日にかけて所用で上京なさるとおっしゃっていたので、一度是非W先生のレッスンにお供したいというご希望を叶えるべく日程調整して、二人でお伺いすることになったのです。私は日帰りです。
ここしばらく大気汚染の影響で喉がどうにも不調で、練習らしい練習が全然できない状況が続いているので、昨夜W先生にお電話して「明日はPM2.5対策をご伝授下さい」とお願いしておきました。東京都下のW先生宅の周辺は緑が豊かで、少なくともPM2.5に関しては熊本より好条件です。ともかく声を聞いて頂くと、声帯を通り抜けた声が一旦声帯の方に逆流し、改めて上へ抜けようとしているようだと仰いました。声帯を意識し過ぎているので、そこから声を抜こうと思えば思うほど力が入るようなのです。声帯のことは忘れて、息を瞬時に上へ抜くようにと仰いました。口の奥をもっと横へしっかり開け、声を耳の後ろに持っていくこと、篩骨の緊張をゆるめないこと、ンガという発音で少し詰まった声を出し、その声の当たりをそのままにして後ろへ引っ張ること、その時顎をのけぞらせないこと、等々、いつものように手取り足取り教えて頂きましたが、先生が「声帯」という言葉を使って説明される度に私の意識が声帯に向いてしまうので、すぐさま「声帯のことは忘れて!」と仰って別の方法を示して下さいます。その誘導に従っているうちに息と声のポジションが高くなってきました。
頭で考えると逆効果になる、と再三言われ、「あんまり一生懸命言われたとおりにしようと思わないで、ちょっとだけやればいいのよ、そして、それでいいよと言われたら、ああこんな感じか、というぐらいに受け止めておけば良いの。頭で考えるとバランスを崩すのよ。全体を見て言っているんだから、あんまり部分的な弱点を意識するとかえって変に力んで、結局わからなくなっちゃうのよ」と仰いました。仰っていることはよーくわかります。人の声はかなり正確に分析できますが、自分の発声を自分で分析しても的を外れていることが多いものです。発声は最終的には感覚的に身に付けるしかないのですものね。
Nさんはきっと私の声を聴いていてすごく面白かったのではないかと思います。Nさんご自身もレッスンを受けられましたが、私は飛行機の時間があるので、Nさんのレッスンの途中でおいとましました。こんなふうに生徒さん方をお一人ずつお連れしてW先生のところに通えたらどんなに良いでしょうね。
付記 東京は今日は荒天で、落雷のため帰りの飛行機が何と2時間も遅れました。私は雨女なので、同じ雨女の友人と出かけると相乗効果でよく雷雨になります(笑)。私に同行される方はどうぞそのおつもりで(笑)。


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2 コメント

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Unknown (s)
2014-05-22 23:28:10
私も、職場の窓全開と駐車場整理のためPM2,5には悩まされています。
是非、W先生のレッスン、お供したいです!!
明日もPMと戦いながら駐車場整理してきます(*^_^*)
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Unknown (吉田)
2014-05-22 23:53:31
sさんもアレルギーですか。職場には「窓を閉めて空気清浄器を置いて下さい」ってお願いしてはいかがですか。アレルギーの人に駐車場整理は辛いっ(-_-;)二重マスクか防塵マスクが必須アイテムですね(笑)。pm2.5は一朝一夕に解決する問題ではないので、こちらも腰を据えて対策を考えないといけませんよね。
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