13.桜子は帰ったか/麗羅
■ストーリ
ソ連軍の侵攻で混乱を極める満州。恩人・安東真琴の遺言を果たすべく、
朝鮮人青年クレは,安東の妻・桜子とともに日本を目指した。
36年後、安東夫婦の遺児・久能真人の前に現れたクレ。
「桜子さんは帰ってきましたか?」
両親は満州で死んだと信じていた真人は、クレの問いに愕然とする。
そして折から来日していた中国残留孤児のひとりが毒殺され、
クレはその重要参考人として手配されることになる。
■感想 ☆☆
展開は非常にオーソドックス。ひねりが全くないため、早い段階で
結末までの道筋が見えてしまった。推理小説としては、あっけない
終わり方のような気がする。
ただ、面白くないのか、と言うと、そういうわけではなくて、
最初から「人間ドラマ」として読み始めていれば、
そこそこ楽しめたのではないかと思う。
だが、シンプルなつくりなので、ヒロインや主人公の苦悩が
重厚には迫ってこない。どことなく2時間ドラマの匂いがする作品。
と思っていたら、土曜ワイド劇場でドラマ化されていた模様。
第1回サントリーミステリー大賞の読者部門で第一位だったようです。
主演は名取裕子さん。うん。雰囲気ぴったりです。
確実にドラマのほうが面白いのではないかと確信しています。
(見てないのに。)
■ストーリ
ソ連軍の侵攻で混乱を極める満州。恩人・安東真琴の遺言を果たすべく、
朝鮮人青年クレは,安東の妻・桜子とともに日本を目指した。
36年後、安東夫婦の遺児・久能真人の前に現れたクレ。
「桜子さんは帰ってきましたか?」
両親は満州で死んだと信じていた真人は、クレの問いに愕然とする。
そして折から来日していた中国残留孤児のひとりが毒殺され、
クレはその重要参考人として手配されることになる。
■感想 ☆☆
展開は非常にオーソドックス。ひねりが全くないため、早い段階で
結末までの道筋が見えてしまった。推理小説としては、あっけない
終わり方のような気がする。
ただ、面白くないのか、と言うと、そういうわけではなくて、
最初から「人間ドラマ」として読み始めていれば、
そこそこ楽しめたのではないかと思う。
だが、シンプルなつくりなので、ヒロインや主人公の苦悩が
重厚には迫ってこない。どことなく2時間ドラマの匂いがする作品。
と思っていたら、土曜ワイド劇場でドラマ化されていた模様。
第1回サントリーミステリー大賞の読者部門で第一位だったようです。
主演は名取裕子さん。うん。雰囲気ぴったりです。
確実にドラマのほうが面白いのではないかと確信しています。
(見てないのに。)
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