のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

日本語の曖昧な表現力は「優しさ」です。

2009年08月16日 23時07分54秒 | 日常生活
教会帰り、お昼ご飯を一緒に食べるため
祖母の家に向かったところ、
祖母が部屋の真ん中にすってんころりん、倒れていました。
どうやら台所に向かおうとして、こけてしまった模様。

隣の事務所にいる父親と合流した母親と3人で
祖母をうんとこさ、と抱きかかえましたが
平均体重をかなりオーバーしている祖母は
びくとも動きません。
しょうがなく最終手段の脅し作戦です。

「お義母さん!お義母さん!
 自分でも立とうと努力して。ちゃんと足を動かして。
 自分で動けないと、救急車呼ばなきゃいけなくなりますよ。
 わたしたちだけじゃあ、動かせませんよー。
 救急車、呼ぶ?」

となだめたりすかしたり、脅したりしながら
なんとかかんとか祖母を立ち上がらせることに成功しました。
どうやら夜中からこけたままだった様子の祖母。
まだふらふらしているようなので、
顔を洗いに洗面台へ向かうときにも付き添います。
顔を洗い、歯を磨きながら、ぽつりと呟く祖母。

「おかしいよねぇ。
 なんでこんなにこけるんやろか。
 私の足、細すぎるんかもしれんねぇ。」

・・・うん。そうね。
足が細すぎる、とも言うし、
上半身が重過ぎる、とも言うよね。

日本語の繊細な表現力ってすばらしい、
と、しみじみ思った日曜の午後。

なんにせよ、大事に至らなくてよかった。
明日は、お盆の間、お休みをしていたデイサービスに
久々に向かわなければなりません。
祖母は、何度伝えても
「明日から?本当に?」
と疑っていましたが・・・。
というか、顔をしかめていましたが。

ワタクシの引きこもり体質は遺伝です。


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