■ストーリー
大学を出たばかりの新任教師・小谷芙美先生が
受け持ったのは、学校では一言も口をきこうとしない
一年生・鉄三。決して心を開かない鉄三に打ちのめされる
小谷先生だったが、鉄三の祖父・バクじいさんや
同僚の「教員ヤクザ」足立先生、そして学校の
子どもたちとのふれ合いの中で、苦しみながらも
鉄三と向き合おうと決意する。そして小谷先生は次第に、
鉄三の中に隠された可能性の豊かさに気付いていくのだった。
■感想 ☆☆☆☆☆
私にはこの作品を読んで「感動した」などという
資格はないと思う。無意識のうちに差別をしている
人間のひとりだから。
「心の障害者」という言葉が胸につきささる作品。
【追記】
※本の感想、というより、私の思いになってしまいました。
難しいなぁ。。。
灰谷さんの作品は、私にとってとても厳しい作品。
私が決して「誰かのために」は心から動けないことを
いつも突きつけられる。私にとって、常に一番根底にあるのは
「私の幸福」で、その上での「誰かの幸福」なのだ。
だから、自分に余裕があるときしか、周囲の人に対して
気を配ることができない。
自分より先に周囲の人の幸福を考えられる人は
滅多に存在しない。しかし、まったく存在しないわけではない。
だとしたら、やはり私は自分のエゴで周囲の人に対して
気を配ったりせずに、いついかなるときも余裕を持って
周囲の人に接したい。そういう人を目指したい。
いや、おそらくこのような感想自体が「エゴ」であり
「驕り」なのだろう。何かをして「あげる」のではなく
その人を好きだから私が何かしたい、
そう思って動ける人になりたい。
理想と現実、驕りと偽善で揺れ動きながらも
私は「できた人間」には到底なれない。
おそらくこういった心の動きは「天性」のものだから。
だから「偽善」と分かっていても、「驕り」と
突きつけられても、私の信じる倫理を目指すしかない。
「なれるわけがない」「しょせん、偽善だから」で
あきらめてはいけない。そう思うのだ。
大学を出たばかりの新任教師・小谷芙美先生が
受け持ったのは、学校では一言も口をきこうとしない
一年生・鉄三。決して心を開かない鉄三に打ちのめされる
小谷先生だったが、鉄三の祖父・バクじいさんや
同僚の「教員ヤクザ」足立先生、そして学校の
子どもたちとのふれ合いの中で、苦しみながらも
鉄三と向き合おうと決意する。そして小谷先生は次第に、
鉄三の中に隠された可能性の豊かさに気付いていくのだった。
■感想 ☆☆☆☆☆
私にはこの作品を読んで「感動した」などという
資格はないと思う。無意識のうちに差別をしている
人間のひとりだから。
「心の障害者」という言葉が胸につきささる作品。
【追記】
※本の感想、というより、私の思いになってしまいました。
難しいなぁ。。。
灰谷さんの作品は、私にとってとても厳しい作品。
私が決して「誰かのために」は心から動けないことを
いつも突きつけられる。私にとって、常に一番根底にあるのは
「私の幸福」で、その上での「誰かの幸福」なのだ。
だから、自分に余裕があるときしか、周囲の人に対して
気を配ることができない。
自分より先に周囲の人の幸福を考えられる人は
滅多に存在しない。しかし、まったく存在しないわけではない。
だとしたら、やはり私は自分のエゴで周囲の人に対して
気を配ったりせずに、いついかなるときも余裕を持って
周囲の人に接したい。そういう人を目指したい。
いや、おそらくこのような感想自体が「エゴ」であり
「驕り」なのだろう。何かをして「あげる」のではなく
その人を好きだから私が何かしたい、
そう思って動ける人になりたい。
理想と現実、驕りと偽善で揺れ動きながらも
私は「できた人間」には到底なれない。
おそらくこういった心の動きは「天性」のものだから。
だから「偽善」と分かっていても、「驕り」と
突きつけられても、私の信じる倫理を目指すしかない。
「なれるわけがない」「しょせん、偽善だから」で
あきらめてはいけない。そう思うのだ。
エラソ\ーなことを長々と…あぁ恥ずかしい。穴があったら埋められたい。。
そうそう。こういうことを考え出すと
どこまでがエゴなのかがわかんなくなるのよね。
うん。難しい。
とはいえ、普段の生活の8割ぐらいの時間は
「エゴで結構!自分の幸せが一番でい!」
と開き直ってるんだけどね^^;
ま、所詮、その程度のニンゲンです。
「穴があったら埋められたい」に思わず納得。
うんうん。君はそういうM体質の人間だよ。
埋めたら喜びそうなので、埋めません。
自己愛を捨てて隣人を愛すことのみが
真の幸福だと書かれていました。
・・・きっと私は、一生幸福にはなれないね。
「できた人間」なんていないよ。
それくらい人間はエゴの塊だよ。
だから苦しいんだろうね。
今日探したけど見つからず。。
明日また探してみようっと。
そうそう。トルストイを読んでも
ちょっと落ち込むよね。
いやなやつだなぁ、と思う人に
自分に似てるところを見つけちゃうし(笑)