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砂の城の殺人/谷原秋桜子

2008年10月04日 11時20分36秒 | 読書歴
79.砂の城の殺人/谷原秋桜子
■ストーリ
 行方不明の父親を捜すため、倉西美波はアルバイトに励んでいる。
 冬休み目前、今度は廃墟専門カメラマンの撮影助手を務めることになった。
 しかし、向かった先でミイラ化した死体を発見!
 しかもそれは、長年行方が知れなかった雇い主の母親らしい。
 この発見を契機に、崩れ落ちそうな廃墟で、次々と人が死んでいく。

■感想 ☆*
 本格派ミステリ、です。
 由緒正しいミステリ「雪山山荘もの」です。
 しかし、読みながらつくづく、私が推理小説に興味をひかれる部分は
 「謎解き」でも「トリック」でもなく、その事件が起こるまでに
 いたった拝啓、殺人が起こった理由、「動機」なんだな、と
 実感いたしました。

 正直、途中、飛ばし読みした部分が何箇所か。
 どうしても「本格ミステリ」になればなるほど、説明部分が
 冗長になってしまうようです。
 そして、第1弾と同じく、ヒロインの事件への対応や行動に、
 かなりイライラさせられます。お友達のさばさば具合、べらんめい
 口調の江戸っ子っぷりは、かなり好きなんだけどな。


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