のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

念願叶った若冲展

2011年02月14日 00時08分17秒 | 備忘録
年末に企画展を知ってずっと行きたい!と願っていた若冲展。
行きたい!と願っていたわりに、うまくチケットを買えなかったり
寒くて外に出られなかったりで、心折れそうになっていたのですが
なんと教会友達からチケットを譲ってもらえ、最終日に滑り込みセーフで鑑賞。

ずっとずっと本物を見てみたい!と願っていた若冲の作品は
やはり生で見るからこその迫力に満ち溢れていて
その精密な筆遣いや鮮やかな色使いに息をのみました。
ただ、タイトルにしていた割に若冲本人の作品は少なくて
もっともっといろんな作品を見たいなー、また来ないかなー、
と心から思いました。もっといろんな作品をじっくり見てみたい!

もっともタイトルは「京都 細見美術館~琳派・若冲と雅の世界~」で
京都・平安神宮の近くにある細見美術館の作品を
「俵屋宗達、尾形光琳から酒井抱一、鈴木其一、神坂雪佳に至る
琳派三百年の流れを俯瞰できる『華麗なる琳派』」中心に
展示していたようです。
「琳派」についての知識がほとんどなかったので非常に勉強になりました。
神坂雪佳さんなんて、初めて知りましたが、
どの作品もモチーフの選び方や色使いが大好きだったなぁ。
その他の作品群もどれもこれも美しくて、見ていて単純に楽しい企画展でした。

見終わって、日本人の感性って独特だなぁ、と思いました。
そして、こういうふうに自然と向き合える日本人の美意識って素敵だな、
とも思いました。
秋の花や冬景色をあんなふうに美しく再現できるのは
日本人ならでは、じゃないかなぁ。

小さなもの、目立たないものを見過ごさない。
細かいところにまで目を配る。
万人が見て「かわいい」と思うものではない生き物にも
温かい目をむけ、その姿を愛でる。
きっぱりはっきりとしていて目に入りやすい、分かりやすい色ではなく
部屋や空間で主張しすぎない色、心に静かに入ってくる色を使う。
そういうところが本当に日本人ぽいなぁ、と思いました。


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