認められた能力

本日、久方ぶりに残業をしていると
通りがかった隣の部の部長からねぎらいの言葉をいただけました。

「お疲れ。新人研修も終わって、ほっとしとるやろ？」

おっしゃるとおりでございます。
生き恥をさらしつつあった毎日から解放されて
かなりゆったりのんびりしております。

「生き恥をさらしてって・・・・。
　そんなことないだろ？がんばっとったけんねー。
　のりぞうくんファンがまた増えたんじゃないの？」

と、一生懸命フォローをしてくださる部長。
さすがです。
のりぞうが褒め言葉に弱いとみせかけて、
実は褒められて伸びるタイプだと分かった上でのこの「大人の会話」。
ごくごく自然にのりぞうのテンションをあげてくださいます。

と、にこにこしていると、部長がはっと表情を改めました。

「いや、待って！今の科白はなしで！
　最近はどの言葉がセクハラになるかわからんけんね。
　気をつけんと・・・。」

あっさり褒め言葉却下です。取り下げです。
と、隣に座っていた上司がとりなすようにおっしゃいました。

「大丈夫ですよ、部長。
　こののりぞう君は、セクハラ耐性がかなり強いですから。
　ちょっとやそっとのことにはびくともしませんよ。」

認められました。褒められました。

・・・・しかし、それでいいのか？
このスキルを高めてもよいものなのか？
そもそも「セクハラ耐性が強い」って褒め言葉なのか？

疑問は募るばかりです。