のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

頭を下げるのは苦手です

2011年02月02日 23時50分18秒 | 日常生活
年末から「ゆっくりでいいけん、取り組んでみようか」
と与えられたプログラミングさん。
苦手意識が先に立って、まったく手をつけられずにいましたが
そろそろ本気で取り組まねば。と先週から本腰を入れてみました。

結果。
案の定、そんなにうまくいくわけもなく
もう少しで通りそうなのに、通らず
動いているのに、期待通りの動きをせず、
もやもやしながら過ごしている今週。
かつて同期が言っていた言葉
「言語とかプログラミングは、頭の中で図形を構築できる人が
 得意だと思うよ。図形を構築できん人はかなり難しいと思う。」
がぐるぐると頭の中を回ります。

・・・あたし、図形は2次元も3次元もどちらも苦手だったなー。
ついでに確率とか統計とか証明なんかも苦手だったなー。
つまるところ、数学全般(計算以外)苦手だったわけで
ゴールが見えないわけだよ!とやさぐれておりました。

が。
なにせ、私は周囲の方に恵まれた人生を送っているので
今回も頼りがいのある親切丁寧な先輩に恵まれ
作りたいシステムの動きや構成、組み立てに際しての考え方を
ものすごーく丁寧に教えていただいています。
「分からん!」とやさぐれるのが申し訳ないほど。
そりゃ、真摯に取り組まなきゃだよね。と思わず背筋を正すほど。
おかげで五里霧中だった1ヶ月前に比べると
全体像がうすぼんやりと見えるようになって来ました。

とはいえ。
うすらぼんやりと見えたぐらいじゃ、
ゴールには近づけないわけで。
ゴールに近づいているかもしれないけれど、
自分がゴールに近づいているかどうかすえ分からない有様で。
ついつい愚痴がこぼれてしまうわけで。
本日もついつい鼻息荒く
「データとりたいだけなのにプログラムが通らないんですよー。
 ・・・どうすればデータが取れるんですかねぇ?」
と独り言を呟いていたところ、(ちょう迷惑)
通りがかりの先輩が明快に答えてくれました。

「それはね。そこにあるものすべてに対して
 丁寧に丁寧に『データちょうだい。』『データちょうだい」
 と言って回ればいいんだよ。
 プログラムはね、雑に「あれちょうだい。」と
 お願いしても絶対に分かってくれんけんね。
 腰を低くして、具体的に『申し訳ありませんけど
 あの棚の上から2番目、左から3つめの引き出しにある
 あの赤い四角い箱をとってもらえませんか。』ってお願いするんよ。」


・・・なるほどー。
ものすごーく分かりやすい。
そして。
ものすごーく難しい。

今までの人生の8割以上を
「なんとなく」の精神でわたってきたというのに。
「このへん」とか「そんなかんじで」とか
そういった指示語が大好きなのに。
「丁寧」という言葉と無縁で生きてきているというのに。
料理だってきちんと計量したことなんかないっていうのに。
誰かに何かを頼んだことはたくさんあるけれど
その際、腰を低くしてお願いしたことなんて皆無だっつーのに。

やっぱり人間には向き不向きというものがあるんだわ
としみじみ思いました。


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