のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

幻十郎必殺剣

2008年03月23日 16時37分37秒 | テレビ鑑賞
■幻十郎必殺剣
■のりぞう的2007年度冬クール4位
■金曜夜20時テレビ東京放送
■出演:北大路欣也、戸田菜穂、笹野高史、尾美としのり、
    奥貫薫、三浦浩一、中村敦夫
■ストーリ
 元南町奉行所同心・神山源十郎(北大路欣也)は、同僚を殺害した罪で
 死刑を執行される。しかし、実際に首をはねられたのは身代わりの罪人
 だった。源十郎は、正義を貫く「幻十郎」として復活し、悪者に剣を
 振るう。

■感想
 ここ最近、再燃している時代劇熱。
 おかげで「金曜時代劇」シリーズは、前回に引き続き今回も鑑賞。
 なんなら4月からの新シリーズも鑑賞予定です。

 現代劇ではものものしい風貌が苦手な北大路さんですが
 時代劇では、その濃い存在感や重厚な雰囲気が作品世界の構築に
 多大な影響を与えられています。立ち居振る舞いやタテの美しさにも
 ほれぼれしてみていました。

 カテゴリとしては、勧善懲悪ハッピーエンド、というものではなく
 ちょいと苦みばしった展開。やるせない結末で終わることの多い
 ほろ苦い雰囲気の漂う時代劇でした。「いい人」ではいられない
 政治の世界と、その政治に翻弄される庶民の関係を描いた作風は
 現代に通じるテーマで、引き込まれてみていました。現代に通じる
 というよりも、現代だからこそ、共感を持って見られる作品なのかも。
 少し癖のある権力者を中村敦夫さんがさすがの存在感で
 演じられていました。見ていて、安心するわー。
 
 と、言いつつ。この3ヶ月間、視線の先は常に尾美としのりさん
 でしたけどね。主役の幻十郎さんを公私共にサポートする役回りで、
 前掛けをして料理をしたり、事件の下調べをするために江戸を
 走り回ったりと大活躍。ちょっぴり軽い雰囲気を漂わせる
 べらんめえ口調も、それでいて、人生の機微を知り尽くしているような
 何もかも分かっていますというような表情も、何もかもが魅力的でした。
 かっこいい!色っぽい!
 時代劇の中で一番好きな場面は、殿方が裾をさばきながら街中を
 駆け抜けるシーンなのですが、尾美さんは毎回、そういった場面があって
 見るたびにくらくらしていました。

 そして、幻十郎に夫を殺されながらも、彼に救われ、
 やがて彼に惹かれていく女性を演じた戸田菜穂さん。
 陰のある美しさがこのドラマに華を添えていました。
 時代劇には華やかな美人よりも、こういったちょっぴり陰のある女性が
 よく似合う気がします。とにかく主役だけではなく、脇の脇まで
 楽しめた時代劇でした。音楽もかっこよかったんだよなー。

 次のシリーズも楽しみ♪


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3 コメント

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Unknown (げんすい)
2008-03-23 17:33:56
北大路欣也とか熱いですよね。
予告でチラリと見て気になっていたんですが、
結局本編は一度も見ず。

尾身さんと言えば、鬼平の兎忠。
三浦さんと言えば、鬼平の伊三さん。

それだけでも見たかった。
うううっ
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Unknown (げんすい)
2008-03-23 17:34:39
間違えた。
尾美やった。
返信する
お返事、遅くなりました! (のりぞう)
2008-03-27 00:12:46
■げんすいさん
 北大路さん、熱いですねー。
 台詞回しは熱くないのに、存在が熱いです。
 存在感、ありすぎ。
 尾美さんは素敵でした。今思い出してもうっとり。
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