のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

夏の始まりを告げる音

2011年05月22日 22時30分59秒 | 日常生活
友人の結婚披露宴に参加するため、日曜日の博多駅経由キャナルシティへ。
天真爛漫で人が大好きな友人らしい明るい笑顔いっぱいの披露宴で
泣いたり笑ったり笑ったり笑ったり美味しい食事に舌鼓をうったり、と
精神的にも胃袋的にも忙しい1日でした。
大学時代の同級生とも卒業以来10年ぶりに再会でき、一期一会を実感。
進む道も住む地域も、今の生活環境も異なるので
おそらくもう2度と会うことはない気がするけれど
それでも大学時代の4年間をあの特殊な空間で共に過ごした仲間と
再会できたこと、お互いの近況を知ることができたことは大きな喜びでした。

そんなこんなで心を震わせすぎて(なおかつ、美味しい食事を
美味しいがゆえに許容量以上に食べすぎて)若干お疲れモードで
小倉に戻ってきました。
あまりに(胃袋が)疲れたために、我が家へは歩いて帰ろうと決め
徒歩20分ほどの帰路をのんびりぶらぶらと歩いていたところ
小倉の町並みが博多に比べると格段に静かなことに気が付きました。

もとい。
博多が(特に駅周辺部が)いかに喧騒に満ちていたか
どれだけ人であふれかえっていたかに気付かされました。
そして。
小倉のこの静かな日曜の昼下がりにほっと一息ついている自分、
我が家に帰ってきたような気持ちを味わている自分にも気付かされました。
博多駅の中にいるときはまったく気付かなかったけれど
私はあの音が氾濫している空間に
ものすごく気を張り詰めていたんだな、と思いました。

たぶん。
今の私にとって、博多駅のあの空間は
エネルギーを必要としすぎるんだろうな、と
小さなこじんまりとした小倉城を右手に眺めながらしみじみと思いました。
人がたくさんいればいるほど、なんとなく寂しい気持ちになってしまう。
まるでひとりぼっちのような錯覚を抱いてしまう。
それは今の私が若干、パワー不足だからなんだろうな、と思いました。

そんなしみじみとした気持ちになっていた私を
迎えてくれた小倉の町で耳にしたのは今年初めての太鼓の音。
あたたかい空気と鳴り響く太鼓の音に夏が近づいているな、と思い
なんだかものすごく嬉しい気持ちになりました。

さあ夏だ、と思いました。


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