のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

ありがたいことに

2006年06月24日 23時30分13秒 | 日常生活
本日、夜はひょんなことから裏方のお手伝いをすることになった
映画「北辰斜にさすところ」の応援飲み会でした。
10月クランクインのこの映画
これから準備が本格化してきます。
その打ち合わせと資金調達応援依頼の飲み会です。

メールでお誘いされたとき、何も考えずに
「はーい!行きまーす!」と返信したのりぞう。
不安になったのは昨日、「明日の参加者一覧」が掲載された
メールをいただいたときでした。

・・・・おや?意外と少人数?
・・・・・おや?男性ばかり?
いや、名前の印象では「男性」ばかり、
というよりは「おじ様」方ばかりのようですよ?

のりぞう、ぴーんちっ。
思いっきり場違いなのでは?
と、恐る恐る参加してきました。

案の定、到着したのりぞうを迎えてくださったのは
おじ様方ばかり。むしろ自己紹介を伺っていたら

「昭和30年卒業 ○○です。」
「昭和60年卒業 ○△です。」
「昭和58年卒業 ××です。」

のりぞう以外、全員、鹿児島大学卒業のおじ様方ばかり。
映画の舞台が現在の鹿児島大学(旧制七高)なのです。
その場の雰囲気はもはや鹿児島大学の同窓会です。

場違いも甚だしいのりぞう。

それでも行って良かった、と心から思いました。
映画にかける皆様の思いを聴くことができて本当によかった。
そこにあるのは「利益」や「名誉」ではなく
純粋に「次世代に伝えたいこと」
「自分が今、社会に恩返しできること」への想いでした。

ひとりひとりが映画に対する思いを述べていた中
ひとりのおじ様の言葉がのりぞうの琴線に触れました。

「ありがたいことに66歳で癌になりました。
 癌になって初めて生きることのすばらしさ
 生きることの楽しさを考えました。
 本当にありがたい体験でした。
 ありがたいありがたい癌体験でした。
 生きるすばらしさを知った66歳が私の人生の
 再出発点、折り返し地点です。
 これからは、ただただ皆様に恩返ししていきたいのです。
 世の中の人に伝えたい。
 60歳、70歳。まだまだこれからです。」

死と直面した上で、その体験を「ありがたい」と
笑顔でおっしゃる姿はとても穏やかで
言葉には重みとぬくもりがありました。

こんなふうに年を重ねたい。
そう思わせてくださった出会いに感謝。
素敵な一日でした。


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
のんべい? (ZIDANE)
2006-06-25 18:19:32
やすべい・・・



載りぞうさんってのんべいなんですか????

人生楽ありゃ苦もあるさと水戸黄門の歌



はなしはそれるがここの背景は良く変わりますな。

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お返事☆ (のりぞう)
2006-06-25 23:13:00
■ZIDANEさん

 いえいえ、まったくもってのんべいではありません。

 でも飲み会は大好きなのです。

 飲み会の雰囲気が大好きなのです。



 背景はですね、ここ数日、どうにも納得できなくて

 ころころ変えてました(笑)

 4、5種類目でようやく固定できそうな予感。

 しばらくはこれで行きますよー。
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死と生 (ぽこり)
2006-06-25 23:23:42
死は生の正反対ではなく、

生の一部なんだと言うけど、

私がまだ受け入れられないのは、

死を直視できないからなんだろうね。



死を前にして、

死を憎むのか、生を喜ぶのかで

その人がどう生きてきたのか分かるのかも知れない。



本当に素敵なおじ様とお会いできて、良かったね。
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お返事その2 (のりぞう)
2006-06-27 21:01:02
■ぽこりどん

 そうなんだよね。

 「死」は怖くない、という人もいるけれど

 まだまだ私は「死」を平穏に受け入れられません。

 それは私が今の自分に納得してないからなんだろうな。



 うん。素敵な出会いに感謝ですわ。
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