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のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

ご声援ありがとうございました

2010年04月07日 23時43分55秒 | 日常生活
新人研修との係わり合いもこれが最後だな、としみじみ思った翌日。
すなわち、本日の昼休み、またもや今年の新人研修担当さんが
ワタクシの席までやってきました。

「ちょっと!のりぞうさん!
 あなた、昨年の研修で使ったDVD、どこになおしたか覚えとる?
 そのDVDを探し出すのが今日のあなたのオシゴトよ!」

午後からの研修を間近に控え、
準備することがたくさんあるらしき今年の担当さんは
ワタクシへの指令のみ言い捨て、追い立てられるように去っていきました。
後に残され、途方に暮れるワタクシ。
・・・え?ディ、DVD?
DVDの存在はきちんと覚えているのです。
DVDの内容もしっかり覚えているのです。
なにせ、そのDVDを使って新人に講義をしたのです。
なかなかに印象深い出来事で、忘れようと思っても忘れられない。

けれど。
研修が無事に終わって、ほっとしたワタクシは気が緩んでしまって、
その後、そのDVDをどこになおしたのかなんて
これっぽっちも覚えていないのです。
でも、絶対に捨てるはずがありません。
それだけは断言できます。
そして、ワタクシは前業務に関するあれもこれも
とにかく全部、旧部署に置いてきたのです。
これも断言できるのです。

ということは、DVDも元のワタクシの席にあるはず。
いや、もしかすると、研修会場に設置されている棚の中に置いたかも。
とりあえずの心当たりを思い浮かべ
その心当たりの場所まで、ダッシュで向かいました。
しかしながら、とりあえずもなにも、
このふたつしか思い当たる場所はないのです。
ここになかったら、うなだれながら
「見つかりませんでした・・・。」
と謝りに行くしかありません。

まずは、研修会場。
・・・ありません。
なにせ、狭い研修会場。
あっというまに「ない」ことが判明します。
どきどきしながら探すほど、探しまわる場所がありません。

ということは、元のワタクシの席?
・・・と、訪ねて行ったところ、
ワタクシの席にあった研修関連の書類も
研修で活用してきた事務用品も
「使ってくれるかも」と思って置いてきたあれもこれもがすべて
ダンボールに入れられ、廊下に放り出されていました。

・・・なんだか。追い出された人みたい。
三行半突きつけられて、実家に戻されたヨメみたい。
そんな思いが頭をよぎる中、
ダンボールの中をこそこそとあさくり倒すワタクシ。

と。
底のほうにラベルのない真っ白なDVDが見つかりました。
これか?
これなのか?
これであってほしい!

しかしながら、中身については色濃く覚えているというのに
DVD自体の外見については、かけらも思い出せません。
これであってほしい!
けれど、まったく思い出せない!
焦りを全身で体現しつつ、大急ぎで自席に戻り、
見つけだしたDVDを再生します。

ほどなく。
馴染み深い映像が浮かび上がってきました。


「ヤッター!!!」

思わず叫ぶワタクシ。
感激や興奮を押さえ込めないタイプです。
嬉しいものは嬉しいのです。

「見つかったー!見つかったよー!
 ありがとうございますー!」

誰にともなく、お礼を叫び、こぶしを突き出すワタクシ。
嬉しい衝動がむくむくと沸き起こるのです。
バンザーイ!




バンザイまでしてしまったその直後。
周囲から拍手が沸きあがりました。
昼休みで昼寝をしている人もいる中、沸き起こる拍手。
ふと気がつくと、周囲の方々から笑顔で見つめられていました。


・・・休み時間だというのにスミマセン。
恐縮しつつも、なんともいえない充足感を味わいました。

「もう、1日の仕事を終えたような気分です。
 本日のワタクシの使命は果たした気がします。」

誰にともなく呟いたワタクシに
隣の先輩がすぐさま返した言葉。
「それは違うと思う。」


そのとーり。

おそらく最後の再会

2010年04月07日 23時20分06秒 | 日常生活
ついに新人研修が始まりました。
昨年までは、ひたすらバタバタと過ごしていたこの時期
今年からはゆったりのんびり過ごしています。

ザンギョウ?
え?それって日本語?
と問い返したくなるぐらい、「ザンギョウ」と縁のない日々。

幸せをかみ締めながら、
のんびりと自席で過ごしていると、
今年の新人研修担当さんが訪ねてきました。
「これって、昨年はどんなふうにしよった?
 資料って、どこかに残っとる?」

どうやら、ワタクシの杜撰な引継ぎが混乱を引き起こしている模様。
とは言え、資料はすべて部署に残してきたのです。
探せばどこかにあるはずで、
ワタクシの頭の中の引き出しにはまったく残っていないような・・・。
しかし、既に研修が始まっているため、
担当さんはバタバタしているのです。
一刻の猶予もないようなのです。思い出さねば!

使命感に駆られ、一生懸命、脳内探索を行うワタクシ。
その様子をじっと見守る担当さん。

と。
担当さんが出入り口付近でこちらの様子を伺っている新人を見つけ、
歩いていきました。
まだまだ新人研修が始まったばかりのこの時期は
新人さんは生まれたての赤ちゃんのような存在です。
どんなに些細なことであっても
担当さんに助けを求めたり、了承を伺ったりするために
担当さんを探し回る時期でもあるのです。
今年の担当さんは特に「お母さん」のような
面倒見のよさと温かい人柄を持ち合わせている方なのです。

ワタクシの場合は
話しかけられたり、質問をしに来たりしたのみ対応をしていましたが、
今年の担当さんは、困っているふうに見える新人を見かけたら
こちらから近寄っていくタイプです。すごい人なのです。
というわけで、「困っている新人」センサーに
ひっかかった新人へ向かって、ずんずん近寄っていく担当さん。

と、くるりと振り返り、こちらを向いておっしゃいました。
「アタシじゃなかったよー!
 のりぞうさんやった!
 のりぞうさんを探して来たみたいよー。」

え?!ワタクシ?!
ワタクシを探して、わざわざ5階まで?!

驚いてそちらを見ると、そこに立っていたのは
なんと一昨年のインターンシップ生2名でした。
実に1年半ぶりの再会です。

わぁ!久しぶり!!

大感激の再会です。
入社してくれたことは勿論のこと
ワタクシを覚えてくれていたこと
わざわざたずねて来てくれたこと、どれもが本当に嬉しくて
思わず歓声を挙げ、大興奮のお出迎えをしてしまいました。

おそらく、ワタクシにとって、
これが最後の新人研修との関わりです。
うーん。節目だなぁ。