のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

家の中も外も大洪水

2007年07月12日 22時35分27秒 | 日常生活
現在、福岡地方は大雨です。雷ごろごろ稲妻ぴかぴか。
普段は台風暴風圏内に入っていても
「台風?どこに?」と首を傾げたくなるような有様なのに。
今夜は「台風接近中」という天気予報にもぶんぶん頷けます。

とりあえず、朝乾した洗濯物を取り込まねばー!

・・・ええ。こういう日に洗濯物を乾してしまう
タイミングの悪さはのりぞうの十八番芸です。
タイミングが悪いと言うよりも、自業自得の域ですが。
新聞を購読しているのに、天気予報なんて見たことありません。

あまりに雨が激しいので、がつがつ取り込んでいたところ
ハンガーがテーブルの上で「がつっ」と嫌な音をさせました。

・・・・おや?何の音?
テーブルの上を見ても、特に不審なものは見当たりません。
あれー?確かに音がしたのに。
と、テーブル周辺まで視野を広げたところ
テーブルのすぐ傍に置いていた鞄の中に
ものすごく不吉な予感をかもし出すものを見つけました。

・・・もしや、そこに見えるのは
さっき飲んだばかりの麦茶ボトルですか?
蓋を閉めた記憶がない麦茶ボトルですか?
もしや鞄の底にたぷたぷと見えるのは麦茶ですか?
朝、作ったばかりで、まだまだたっぷり1リットルはある麦茶ですか?

きーーーーーやーーーーー!!!




・・・・福岡はただいま、大雨です。
雷も鳴り響いております。

のりぞうの鞄の中も大洪水です。
のりぞうの悲鳴も鳴り響きました。

波乱万丈ミスキムの10億作り

2007年07月12日 22時03分18秒 | テレビ鑑賞
■波乱万丈ミスキムの10億作り
■ストーリ
 ウンジェとヨンフンは3年間の交際を経て、結婚を目前のカップル。
 ところが結婚式前日、天文学者を夢見ていたヨンフンは、かねてから
 彼に想いを寄せていたウギョンに「あなたの夢を叶えてあげる」と
 言われてウンジェを裏切る。結婚式当日にヨンフンからの手紙を
 読んだウンジェはカメラマン、ムヨルの手を取って式場を飛び出す。
 ウンジェはヨンフンが金に目がくらんで自分を裏切ったことを知り
 彼を取り戻すため金儲けに走る。一方、ムヨルは父親の事業の失敗で
 手放さなくてはならない別荘を取り戻そうと、ミスキムに協力を
 願い出る。別荘の新しい持ち主はウギョンとヨンフンだった。

■キャスト
 ウンジェ(ミスキム):キム・ヒョンジュ
 ムヨル(パックン):チ・ジニ
 ウギョン:パク・コニョン
 ヨンフン:キム・ソンリョン

■感想 ☆☆☆☆*
 コメディ大好きなのりぞう家族の好みに合った
 大変明るいラブコメでした。
 思わずにやにや笑ってしまうほど、面白いのに
 (のりぞう家族はテレビを見ながらしっかり声に出して
  笑う家系です。以前、友人が遊びに来た際にひとりで
  声を出して笑いながらテレビを見ている妹に軽く
  びびっておりました・・。
  勿論、のりぞうもテレビを見ながら大笑いしとるともさ!)
 恋愛ならではの「切なさ」もたくさん盛り込まれていて
 もう大満足!!

 しっかり者のミスキムはパックンに言いたい放題なんだけど
 キャラクターがきちんと作りこまれているため、それは
 「思ってることを飾らずに伝えている」だけで、彼女なりの
 「甘え方」なんだな、ときちんと伝わってくるのです。
 喧嘩ばかりのふたりだけど、その喧嘩こそが「信頼関係」の
 なせる業なんだな、とわかってほのぼのさせられるドラマでした。

 ミスキムは最初から最後まで婚約者を取り戻すために必死で
 パックンのことなど眼中にないのですが、パックンは
 中盤以降、ひたすらミスキムのことが大好きで、その
 大好きっぷりが微笑ましくてたまりませんでした。
 まったく男くさくない小学生低学年のような「大好き」。
 そこがまたのりぞう的にツボでございました。

 最後の最後にミスキムはパックンが好きだと気付くのですが、
 そのときの科白が「パックンがいないと幸せじゃない。」
 究極の愛の告白ですわ。ちょっとうっとり。
 しかも、この科白は本人に伝えられることなく、
 自分の気持ちに気付いたヒロインのひとり言なのです。
 (傍にいた元婚約者は聴いちゃうけど。)
 この奥ゆかしい展開も大好きでした。
 当人たち同士は照れてしまって、きちんと自分の気持ちを
 伝えられないどころか、名前で呼び合うこともできない。
 そんなふたりがかわいらしいドラマでした。

 いやー、やはりドラマはハッピーエンドじゃないとね。

風の歌を聴け/村上春樹

2007年07月12日 21時30分17秒 | 読書歴
■風の歌を聴け/村上春樹
■ストーリ
 1970年夏。
 あの日の風は、ものうく、ほろ苦く通りすぎていった。僕たちの夢は、
 もう戻りはしない。海辺の街に帰省した「僕」は、友人の「鼠」と
 ビールを飲み、介抱した女の子と親しくなって、退屈な時を送る。
 ふたりそれぞれの愛の屈託をさりげなく受けとめてやるうちに、
 「僕」の夏はものうく、ほろ苦く過ぎさっていく。

■感想
 ムーミンシリーズを貸してくれた友人から、今度は村上春樹の作品を
 数多く貸していただきました。かなりの量でしばらくは村上春樹月間
 となりそうです。
 初期の作品にほとんど触れたことがないため、これを機会にがっつり
 読み更けろうと決意し、手に取った一冊目です。
 何も考えずに手に取りましたが、村上春樹のデビュー作だそうです。

 全編を通して長い詩のような文章で綴られている。
 軽快で読み易い。あっさりとしていて、最後まで飽きずに読める。
 それでいて味わい深い。けれども、作者の意図やストーリー展開を
 問われると答えに窮してしまう。
 明確なストーリーというものはなく、つかみどころのない筋が続く。
 まるで抽象画のような世界が広がる。
 短編小説と言ってもいいくらい短いため、あっという間に読み終える
 ことができる。文章もテンポがよいため、読みやすい。
 それなのに、読み終わった後に感じる「うーん」と考え込まされる
 この感覚はなんだろう。

 「完璧な文章などといったものは存在しない」
 「正直に語ることはひどくむずかしい。僕が正直になろうと
  すればするほど、正確な言葉は闇の奥深くへ沈みこんでいく。」

 どんな本を読んで何を考えたら、こんな感性が身につくのだろう。
 自分の凡人ぶりを思い知らされてしまった。