のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

喉もと過ぎてました

2006年06月05日 23時46分05秒 | 日常生活
3月の始め、体調の悪さの原因を「砂糖」だと指摘され
砂糖禁止宣言をしようとしてできなかった経緯があります。

案の定、中途半端な宣言だったため
あっというまに砂糖まみれの生活に戻ってしまったのりぞう。
ていうか、4月の半ばごろからは、体調も戻りかけてたのです。

が、先々週あたりからアレルギー復活。
3月とは症状が違うため、改めて薬局に相談に行きました。

薬局のお兄さんは無精者ののりぞうのことも
「お久しぶりです。」と笑顔で迎えてくださいました。
あまつさえ、親身に相談にのってくださった上で、
丁寧にアドバイスをしてくださいました。

「砂糖、控えようね。
 食べすぎを控えようね。」





・・・・はい。ごめんなさい。

どなたでも構いません。
のりぞうが甘いものを自ら購入しようとしていたら、
遠慮なく注意してください。


・・・若干、機嫌が悪くなるとは思いますが。

花よりもなほ / 2005年日本

2006年06月05日 23時42分08秒 | 映画鑑賞
■ストーリ
 時は元禄15年、徳川5代将軍綱吉の時代。
 生類憐れみの令が幅を利かせた泰平の世。巷では、赤穂浪士が
 切腹させられた浅野内匠頭の仇を討つのかどうかが大きな関心事と
 なっていた。そんな中、父の仇を討つため、信州松本から江戸に
 出てきた青木宗左衛門(岡田准一)。貧乏長屋に腰を据え、仇である
 金沢十兵衛(浅野忠信)を捜して回るが、一向に見つけられず、
 いまだ使命を果たせずにいた。そもそも武士とは名ばかりで、
 剣の腕はからっきしの宗左衛門は向かいに住む美しい未亡人
 おさえ(宮沢りえ)にほのかな恋心を抱き、敵討ちをせずにすむ
 方法を考え始める。

■感想 ☆☆☆*
 ひたすら笑い続けた二時間。シモネタ、コネタ満載の映画だった。
 にも関わらず、決して下品ではない。
 そこに描かれているのは人間のたくましさ、ずるさであり
 強さなのだと思う。

 主人公は「敵討ち」という重い使命を受けて上京するも
 その日、生きていくのに精一杯の長屋の人たちに囲まれて
 「生きること」について思いを馳せ始める。

 いや、違う。
 「命を奪うこと」について思いを馳せたのだと思う。

 お犬様と呼ばれ、大事にされている犬を食料にしてしまうほど
 貧乏な長屋の住人たち。彼らは躊躇せず、犬を食べて生きることを
 選ぶ。利用できるものは糞でも利用する。
 そのたくましさ、その強さに、宗左衛門は圧倒される。

 「桜の散り際が鮮やかなのは、来年、また咲くと分かっているから。」
 人間だけでなく、生きているものはみなたくましい。
 そうやってたくましく生きているものを、
 生きようとしているものを奪う権利が「武士」にあるのか?

 映画は、こんな重いテーマをどこまでも軽く、面白く、
 けれども時にしんみりと描いて見せている。

 どのキャラクターも生き生きと血が通っていて、魅力的。
 本当に「愛すべき」人たちの姿に大いに笑い、元気付けられた。

プロデューサーズ/2005年米国

2006年06月05日 23時39分50秒 | 映画鑑賞
■ストーリ
 1959年、ニューヨーク。かつてはブロードウェイで栄光を
 極めたものの、今やすっかり落ち目のプロデューサー、
 マックス・ビアリストック(ネイサン・レイズ)は今日も製作費を
 集めるため、有閑老婦人のご機嫌とりに悪戦苦闘。
 そんな彼のもとにやって来たのは、異常に神経質な小心者の会計士
 レオ・ブルーム(マシュー・ブロデリック)。帳簿の整理を始めた
 彼は、ショウが失敗したほうがプロデューサーは儲かる場合もある
 という不思議なカラクリを発見する。それを聞いたマックスは
 大コケ確実のミュージカルを作り、出資金を丸ごといただいて
 しまおうとレオに協力を持ちかける。かくしてレオとマックスは
 史上最低のミュージカルを作るべく、まずは史上最低の脚本選びに
 取り掛かる。

■感想 ☆☆☆*
 これぞミュージカル!という作品。
 徹頭徹尾、「楽しむ」こと「楽しませる」ことに重きを置いていて
 夢のような世界に私たち観客を導いてくれる。

 登場人物はみな、現実世界にいたら困るような変人ばかり。
 どこまでもデフォルメされた変人たちは人生を謳歌し
 楽しそうに踊り、歌い、そして精一杯に自己表現する。
 彼らを見ていると、現実世界に身の丈をあわせて我慢することが
 馬鹿らしくなってくる。自分をありのままに表現し、
 他人がどう思おうが関係なく、思うがままに生きたほうが
 結局はうまくいくんじゃないかと思えてくる。

 それぐらいの迫力で彼らは楽しそうに歌い、踊り、叫び
 遊ぶ。そして、そんな彼ら姿ににこにこさせられる。

 深遠なストーリーも解釈も必要ない。
 ひたすらどたばたしたコメディを、そして洗練された曲の
 掛け合いを、美しい歌声を楽しむことができた。

 ミュージカルって小難しいものではなく
 五感をフルに使って、見ているほうもハミングしながら
 見るものなんだと再確認できる作品だった。

 ・・・但し、ミュージカルが苦手な人、洋画が苦手な人には
 あまりお勧めできない作品かもしれない。