ロッコさんの散歩

街を歩く。近くの山に登る。店に入って安くておいしいものを食べる。掘り出し物を見つける。それが散歩の醍醐味。

武尊(ほたか)山

2018年03月15日 | 山旅

ホタカといえば北アルプスの穂高岳が有名だが、今日登るのは群馬県の武尊山(2158M)。今の季節は川場スキー場のリフトの終点から登れば気持ちのいい、いわばいいとこどりの稜線歩きが楽しめる。

上越線の沼田駅からスキー場の無料送迎バスに乗車、スキー場に着くと登山届と引き換えにリフト券を購入する。リフトを2本乗り継いだ地点からのスタートだがいきなりの急斜面なのでさっそくアイゼン着用。ピッケルまではいらないようなのでストックを1本出す。

まずはこの岩の塊を上る。雲が多いが今日は午後の方が天気がいいとの予報が出ている。10時過ぎにスタートする。

 

先行者あり。以前なら追い抜くところだが今はそんな馬力がない上部は傾斜があるのでトラバース気味にコースをとって登っていく

 

次は剣ヶ峰へと進むが、狭い稜線は慎重に

 

剣ヶ峰の頂上は狭いのでのんびりとはできずすぐに下るのだがこの下りがいやらしい。急でしかも凍っている。ほんの短い距離なのだがかなり神経を使う。下りきって鞍部に着くとホッと一息。

落ち着いて武尊山の稜線を眺める

 

いくつか小さな上り下りを繰り返す。振り返って剣ヶ峰

 

剣ヶ峰の下り以外はあまり危険なところはなく1140時、武尊山頂上到着。バックは谷川岳か

 

巻機山、平ヶ岳方面

 

至仏山、燧ケ岳

 

登ってきた剣ヶ峰がずいぶん小さく見える

 

天気は上々だが頂上は風当たりが強い。眺めを堪能して1200時下山開始

振り返って武尊山。こうしてみるとずいぶんたおやかな形状に見える。午前中は雲が多かったが午後になると予報通り青空に

 

左、武尊山、右、中ノ岳

 

尾根を辿って剣ヶ峰に戻っていく。剣ヶ峰は小さなピークだがここから見ると形はなかなかシャープだ

 

登り返しの小山。かなりの傾斜だ。雲にうっすら色がついて彩雲になっていたが写真にするとよくわからないのが残念

 

小さな上り下りを繰り返していく

 

この剣ヶ峰のとんがりを越せばあとはゴールが近い

 

1320時スキー場に戻る。通常スキー場のリフトの下りは乗せてもらえないことが多いが、この川場スキー場はゲレンデ歩行禁止なので下りもリフトに乗らねばならない。何たるらくちん。

スキー場のリフトでしんどいところは省き、あとは登山のいちばんのハイライト部分を味わってしまった今日の山行は少々後ろめたい気もするがこんなおいしいことはない。

凍結の下り、トラバースなど危険を伴うこともあるがそれも含めて雪の稜線歩きは本当に気持ちがいい。もちろん今日のようなお天気で視界がいいときだからだが。真面目に登山口から、あるいは雪渓を下から苦労して登って頂上に達する達成感はないが、気分が晴れるスカッとした爽快感は手抜きでも同様に味わえる。

今回も無事に下山できて感謝あるのみ

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ザゼンソウ | トップ | 雪山遭難 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

山旅」カテゴリの最新記事