長い連休も終わり山の混雑も一段落、春山を楽しもうと出かける。
木曽谷をいく中央線沿線の山肌は芽吹きで緑のグラデーションに彩られ、民家の庭先は八重桜、ハナモモ、レンギョウなど花盛り。この沿線の秋の紅葉も素晴らしいが、今の時期の華やかさも目にやさしく、飽かず車窓からの眺めを楽しみ松本に入る。
今日は松本からバスで平湯経由新穂高温泉へ行き、ロープウェイで千石平に上り、そこから西穂高岳独標までを往復する。しんどいところはロープウェイに任せて、残りの標高差600Mほどを上る、今の季節ならではの眺望を楽しめるルートだ。
1100時千石平から歩き出す。日の当たりにくい樹林帯なので雪は締まって歩きやすい。西穂山荘の手前の急登でアイゼンを付ける。1210時西穂山荘に到着。
そのまま西穂への稜線を辿るが、夏道の出ているところが多く、丸山でアイゼンを外す。
三角の山がピラミッドピーク、その右が独標
1335時独標(2701M)到着。右に見えるのは笠ヶ岳から抜戸岳への稜線
ピラミッドピークを経て西穂高岳、さらには奥穂高岳
奥穂から吊尾根を挟んで前穂
眺めを堪能し岩場を降りるのだが、足場になるところに雪が残っていたりするので慎重に下りていく
南側には乗鞍岳と焼岳
1515時千石平に戻りロープウェイで下山。ロープウェイからは槍ヶ岳の先が見えた
バスの待ち時間に平湯の温泉に入る。平湯のマンホールはオコジョ
お天気に恵まれての3000M近い稜線歩きはまことに気分が高揚する。そんな時は下りてきてからの温泉での脱力気分も最高なのだった