悪循環 ケース２

悪循環の典型的なパターンをもう1つ紹介しましょう～



ぼくが　食品スーパーでサラリーマンしてた頃　

「冷凍食品　3割引セール！！」が　テンポの集客の磁石に
なってました。

この成功パターンを　業界がこぞって採用！

その後　冷凍食品3割引！　はセールの起爆剤じゃなく　
日常的な値段となりました　エブリデイロープライスというわけです。


集客の起爆剤になってる頃の冷凍食品は　原価割りの販売が
ほとんどで、小売業者が損をして得（集客）を取る作戦で行きます。


でも、3割引が日常的になると　原価を下げるしか　小売業者は
生き残れない（ような錯覚に陥ります）


こうなると　連鎖してどんな影響が出るのか？




小売業者がメーカーに対して　原価の引き下げを要求します。

この原価引き下げに応じないと　取り引きが他のメーカーに移って
しまいますから　メーカー側は　さらに生産ラインに　圧力をかけて
原価率をさげようとします。

稼働率、人件費、必要経費の引き下げから　原価率の引き下げ
努力を開始します。


ここまでは　正しい市場原理での　トータルマネジメント力の競争
ですので　　企業のシステムが洗練されていきます。



でも、ここから先で　フライングする企業が　出てきます！



荒い生産管理で　食べる人の顔が見えないことをいいことに　食品
じゃないような扱いでコストダウンを図る

すると　本当の正しい努力でのコストパフォーマンスを　軽く飛び越え
て原価率の低い商品が　小売業者に採用されたりします。


すると、真面目にやってる業者は市場でのシェアが下り、荒めの生産
管理業者商品が市場に多く出回るようになってきます。



当たり前のことですが　いつか　それを食べた方に被害が来るように
なります。



こういうのを　○○産の野菜は輸入禁止！　や　表示の徹底！
○○産野菜は食べない！　とかで解決できるでしょうか？



政府やメーカー、小売店だけの責任にするんじゃなく


あなたに何が出来るか？　も　考えてみましょう



常に　冷凍食品に限らず　何割引きセールを望んでないか？

結局　この大衆心理のニーズに対応した　小売店、メーカーの
戦略の結果　自分達が　最終的に被害を受けた　とも言える
のですから～

そして、消費者は自分で選んで　納得の上商品を買う！



安全は自己責任と　お金で買う時代に突入しています。

本当に安心して口に出来る野菜は　以外と高いと思います。
でも　これが実は　適性価格のはずです。

今の　安い野菜の値段は　どこかで　だれかが割りを食う仕組み
になってます。（誰が割りを食っても　いいことはありません）



1円でも安い商品を欲する気持ちが過剰になっていく悪循環の
なれの果ては　安い商品を熱望した側に　爆弾が落ちるように
なっています。

まさに　悪循環ですね～




そろそろ　本当の市場価格に戻ってもいいのでは、、、、


と思う今日この頃です。





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