夢七雑録

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稲荷百社詣その六

2007-12-10 20:13:26 | 稲荷百社詣

(10)石塚稲荷 (台東区柳橋1)(写真)

 総武線の車窓から小さな社を見つけたので浅草橋で下車して行ってみると、やはり稲荷社だった。この社に柳橋芸妓組合の名を見つけ、ひょっとして組合員でも来ないかと、しばらく待ったが、通るのは車だけ。三味の音すら聞こえないので、諦めて立ち去る。

(11)篠塚稲荷 (台東区柳橋1)

 浅草橋の駅から少し歩いたところに稲荷社があった。この稲荷を信仰していた篠塚伊賀守に因んで、篠塚稲荷の名がついたと言う。伊賀守のことは知らないが、手入れが行き届いているところをみると、この辺の人には相応のご利益があるらしい。一礼して賽銭の方は近隣の人任せ。

(12)草分稲荷 (千代田区神田佐久間町4)

 この稲荷は総武線の脇の小公園にあり、板倉主計頭の屋敷稲荷であったものを、町内会の手で復興した稲荷と言う。江戸時代は屋敷内の稲荷でも、町民の参詣が許される事があったが、この稲荷もそうだったのかも知れない。だから、町内会が引き継いでも、それはそれで構わないのだろう。ひとまず頭を下げて、近くのベンチで一休み。

(13)金綱稲荷 (千代田区神田和泉町)

 総武線からも見える稲荷だが、草分稲荷を出て近くのガードから向こうを見ると、金綱稲荷の赤い幟が見える。稲荷社の中には由緒書きが掲げられているが、長文なので読むのを諦め、外に出る。要は日通のお稲荷さんという事なのだろうな。


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