夢七雑録

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目黒天空庭園に富士を見に行く

2015-12-07 19:15:23 | 公園・庭園めぐり

 

大橋ジャンクションに空中庭園が出来たことは知っていたが、そのうち行こうと思いつつ、そのままになっていた。その庭園、目黒天空庭園から、晴れた日には富士山が見えるという事を知り、冬晴を幸い出かけてみた。池尻大橋駅を東口に出て、玉川通りを右に行き目黒川を渡る。大橋ジャンクションの下を進むと右側にスーパーのLIFEがある。その前を右に上がり、歩道橋からの道に合してさらに上がる。頭上のジャンクションの構造物と車の騒音が少々煩わしいが、植栽と和風の造形によるアプローチに、この先を期待して進む。

 

高架をくぐると、ようやく明るい日差しの中に出る。ここはもう、高速道路のループ状構造物の屋上に造られた、天空の庭園の一部である。金網から覗くと、緩やかに上がっていく屋上に植栽が続いているのが見て取れる。下を見ると広場のようなものが見える。オーパス夢ひろばと言うらしく、スポーツ施設があるらしい。管理棟でもらったリーフレットによると、天空庭園の開園は平成25年3月。面積は7000㎡、高低差24m、幅16~24m、縦断勾配6%、植樹は4800本という。

 

西口広場からコミュニティスペースへと向かう。頭上には空が広がり、車の騒音も遠のいている。天空庭園は回遊式庭園ということだが、緩やかな傾斜のある、明るい散歩道と考えた方が良さそうである。潤いの森の樹木はまだ成長していないが、そのうち、屋上に造られた木陰の散歩道になるのだろう。くつろぎ広場までくると、庭園は左へ左へと曲がって行く。

 

あそびの広場から四季の庭へと進む。ここまで上がってくると、眺望も良くなってくるが、ここは、展望を楽しむというより、散策と休息のための庭園と考えた方が良さそうに思える。庭園内には四阿があり灯篭も各所にあって、全体としては日本庭園の趣がある。

天空庭園は頂上に相当する東口広場で終りとなる。富士山の展望台として設けたという展望デッキに上がると、霞んではいるものの、富士山がビル群の上に姿を現している。本日の目的がひとまず達成されたため、これにて帰途に就く。


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