夢七雑録

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10年目のブログ

2017-01-12 19:53:42 | Weblog

1月1日0時0分に一陽来復の御札を貼ってからが酉年の始まり。窓を開けて、耳を澄ますと微かに除夜の鐘の音。安心して眠り、夜明けを大幅に過ぎてから起きあがる。雑煮と御節は例年の如し。それから、到来した年賀状を番号順に並べる。年賀はがきのデザインも様々だが、自撮り(ジドリ)、悟り(サトリ)、千鳥足(チドリアシ)を組み合わせたインクジェット紙が面白い。午後は虎ノ門の金刀比羅宮に初詣。それから少し歩く。虎の門に新駅が出来る事を始めて知る。虎の門ヒルズの横を通って愛宕神社に向かうが、出世の石段の上から延々と並ぶ行列を見て参詣を諦める。以前はもっと少なかった筈なのに、何かあったのだろうか。結局、浅草寺は三が日を過ぎてから、地元の神社は別の日に初詣と相成る。

朝、松の内が既に過ぎ去っている事に気付く。慌てて松飾りを外し、それから、ゴミとして処分する準備を整える。連休が終わっても、正月の行事はまだ残っている。鏡開き。形だけの鏡餅に平穏の願いを込めて解体し、中身を取り出す。これにて、正月の行事はすべて終了。はや、平成29年と言う時間の3%が経過してしまっている。

暖かだった正月。もう、梅も開花している。他にも何か無いか。探してみたら、分厚い葉に隠れるようにオモトの赤い実がまだ残っていた。オモトは万年青と書く。一年中、緑を絶やさないことから縁起物として使われている。花言葉は長寿。成長は望めないにしても、せめて、退行することのない、そんな意味であって欲しい。

このブログを始める以前、フロッピディスク1枚に収まる小さなホームページを限られた範囲に公開していた。その後、より大きなホームページを一般公開することを計画し、容量の点からホームページ代わりのブログ“夢七雑録”の公開を始めてから9年と2カ月になる。このブログは、日記や随想を意図していたわけではないが、結果的には雑然とした内容になってしまったかも知れない。今にして思えば、ホームページとブログを組み合わせれば良かったような気もする。ブログを始めて2年ばかり経った時、“夢七雑録”と入力しても検索できない事態となり、大いに焦ったことがあった。取りあえず別のサイトに緊急避難場所としてのブログを立ち上げるとともに、それまではパソコンだけを対象としていたのを携帯も含めることとし、更新の通知を送るようにしたほか、このブログについてのPRも行った結果、アクセス数も次第に増加し、やがて、夢七雑録と入力して検索できるようになった。最近のアクセス解析によると、古い記事も読まれていて、一日の訪問者数は数十人位になっている。実数はこれよりかなり低いだろうが、内容的にランキングを争うようなブログではないので、見て頂く人が居るだけでも有り難いことと思っている。

 


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