夢七雑録

散歩、旅、紀行文、歴史 雑文 その他

武蔵野三十三観音めぐり・その9

2021-06-12 09:29:22 | 寺社巡拝

【元加治から飯能駅へ・23番~25番札所】

<コース>

元加治駅―阿岩橋―浄心寺―矢久橋―観音寺―円泉寺―飯能駅:8km。

(1)第23番 浄心寺(埼玉県飯能市大字矢颪222)

元加治駅北口の改札口を出て左へ、西武線の踏切を渡って南西に進み阿岩橋を目指す。歩いたのは平成9年のことで、阿岩橋が架け替えられる以前のことである。入間川を渡って右に行き、八高線の高い鉄橋の下を潜って右に入り、入間川沿いの飯能ライオンズ桜並木の道を歩く。高校前の交差点を過ぎ、成木川を新大橋で渡って、浄化センター沿いに右へ、入間川沿いの道を進む。矢川橋が右に見えたところで左へ、矢颪の交差点を過ぎて道なりに進み美杉台通りを渡る。その先、左側に浄心寺の入口がある。ここを入って上がれば23番札所の浄心寺に着く。

浄心寺の本尊は阿弥陀で、観音めぐりの本尊は十一面観音になる。また、浄心寺は武蔵野七福神の毘沙門天の寺でもある。新編武蔵風土記稿では高麗郡矢颪村に浄心寺を取り上げ、開山は能仁寺五世の吉修伊豚(元和2年(1616)寂)と記している。

 

(2)第24番 観音寺(埼玉県飯能市山手町5-17)

以前歩いた時は、美杉台通りに戻って矢久橋を渡り坂を上がって県道に出たが、飯能大橋で入間川を渡り飯能駅前の交差点に出て県道を左に行く方が分かりやすい。この県道を道なりに進むと市立図書館(現在は飯能河原)の交差点に出る。鉤の手のような交差点で、24番札所の観音寺は交差点北側の左手にある。

観音寺の本尊は不動で、観音めぐりの札所本尊は如意輪観音になっている。また、この寺は武蔵野七福神の寿老人の寺でもある。新編武蔵風土記稿では高麗郡飯能村に観音寺を取り上げ、観音堂領として3石5斗のご朱印ありとし、中興の開山は長誉(享保20年(1735)寂)と記している。

 

(3)第25番 円泉寺(埼玉県飯能市平松376)

観音堂を出て交差点の南側から東へ、大通りから中央通りを通って東飯能駅前に出る。ここを北に行き、西武池袋線と八高線の踏切を渡り、市役所の前を東に向かう。突き当りを左へ直ぐに右へと曲がり秀常寺を右手に見て進むと、次の交差点の少し先に寄居方面に通じる新しい県道(飯能寄居線)が出来ていた。この県道を北に進みバス通りに出て右に行く。久邇カントリー入口を過ぎると、その先、左側に25番札所の円泉寺がある。

円泉寺の本尊は不動明王で、観音めぐり札所の本尊は十一面観音。そして、武蔵野七福神の福禄寿の寺でもある。新編武蔵風土記稿は高麗郡平松村に円泉寺を取り上げているが、開山開基についての記載は無い。

円照寺から元の道を戻り、久邇カントリー入口の先で南西方向に分岐する道に入る。直線的な道を先に進むと、飯能狭山バイパスに出る。ここを右に行くと飯能警察署入口に出るが、平成9年当時はここから西側のバイパス道路は未だ無かった。ここを南に行き、国道に出て西へ、このコースの到着地である飯能駅に向かう。

 


コメント    この記事についてブログを書く
« 武蔵の三十三観音めぐり・その8 | トップ | 武蔵野三十三観音めぐり・そ... »

寺社巡拝」カテゴリの最新記事