伝えたんく

日々の何気ないできごとに感じた幸せ

秋川高等学校13…味わわない飯

2013-06-08 23:04:42 | 東京都立秋川高等学校

ゆきたんくの楽しみは3度の飯だった。

秋川高等学校は全寮制である。

厨房で調理員さんたちが、生徒の食事を作って下さるのだが、盛り付けは自分たちである。

とはいっても、学年がいくつかの班に分かれていて、食事当番なるものがあるのだ。

そして用意が整うと、生徒の代表(日替わり)がマイクで「姿勢を正していただきます。」と食事の合図をする。

びっくりしたのが、15分間の食事の時間をフルに食べて入る者はいないのである。

早い早い、2分ぐらいで平らげる。

1分でも自由な時間を増やすための知恵なのだ。

先輩に聞いた。

ゆきたんく「食事を早く食べるこつって何ですか。」

先輩「それは味わわないことだ。」

分かりやすい説明である。

早く食べないと食事当番も早く片付けることができない。

よって、みんな早くなる。

一人っ子でゆっくり飯のゆきたんくも、高校時代は食べるのが早くなったのは、ここで生きるための術だったのである。

秋川高等学校14…風呂での競技会 へ続く

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