いやいやいや、男というものは今も昔も変わりない。
写真を見て何だかお分かりになるだろうか?
これは、悲劇の城として有名な鶴ヶ城(福島県会津若松市)の堀近くの石垣だ。
いくつもの石を積み上げて堅牢な作りにする技術は凄いと思う。地震国日本においては遊びがあり、揺れに耐える構造の木造家屋が中心であった。その中で石の建造物を考えた人は素晴らしい。
ところで、石の中に特別大きいやつが混じっているのにお気づきだろうか。
写真の真ん中辺りの石だが、ガイドさんの話によると「遊女石」と呼ばれているそうだ。一番大きいもので2.6m×2.8mの大きさがある。
その大きい石を運ぶのはとても大変なことだ。石を運ぶ人夫を元気づけるために、この石の上に遊女を乗せて様々な面白い動きをさせたことが名前の由来という。
こんなことで元気が出るのだから男というものは単純なものである。
鶴ヶ城太鼓門(北出丸からの本丸入口)西の石垣にある。
殿方の諸君、一度は見たらいかがだろうか。
そして人夫の気分になってみるのもいいと思う。
ゆきたんくは?
もちろん、元気はつらつでございます。