寒かった。

日が沈むと、急激に気温が下がる。

今日もその時刻がやってきた。

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サンドイッチ

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 西の空の底に雲が溜まっている。

そして上からは太陽を押しつぶすように分厚い雲がかぶさっている。

これだけ雲があると黄昏時とはいかない。

黄昏は雲の無いのが条件だからだ。

上の雲と下の雲で太陽を押しつぶす。

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雲の輪郭がはっきりした瞬間。 

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 職場の廊下から撮影しているその間に、体がどんどん冷えてくる。

風邪をひいたらたまらない。

暖房の利いている部屋で暖を取り、簡単な仕事を一つやつける。

廊下に出て、そして再び西の空を見た。

太陽の光は力を無くし、鈍い赤色の空にまるで闘いが終わったような元気のない雲が浮かぶ。

そして更に冷えていることに気づく。

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実際の色合いで撮影するのが難しかった。 

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 いつも文句ひとつ言わず、当たり前のよういる太陽。

その太陽のありがたみが分かる瞬間である。