富士写ヶ岳 <花>

2013-05-08 00:30:39 | 山行
春の山の魅力。
そのひとつは幼い若葉のかわいさです。
登山道の至る所でぴょこぴょこにょきにょきと芽をだして、私の視線を奪います。
特にその年最初に歩く春山は、長い冬を過ごしてきた飢えた心に新鮮で、新芽のその控え目な分量と色合いが眼にしみます。
早春の畦道に惹かれるのと同じですね。



今回の山行に選んだ山は、石川県の南端に位置する富士写ヶ岳(ふじしゃがたけ)。
春山を味わうにピッタリの時期に登る事ができました。
標高は1000mに僅かに足りない低山ですが、山頂付近の山陰には雪がまだ溶け切らず残っていました。
北陸の山は雪深いですもんね。



8時過ぎに到着した登山口の駐車場はほぼ一杯で、登り支度を整える間にも、皆さん次々と出発して行きます。
人気の山のようです。
我谷の登山口から山頂往復するコースを選択。
ガイドブックによると往復4時間くらい。
私は撮影しながらだったので7時間半もかかってしまいました。
鋼鉄製の吊橋を渡って入山。



花が多く見られるとの事で、カタクリの花を撮影するのが第一の目当てだったのですが、遅かったようでひとつも見る事ができませんでした。
目立った花は麓の方ではツバキ、高度をあげるとシャクナゲでした。
帰りに気付いたのですが、ツバキとシャクナゲは重なって生えておらず、高度でハッキリと分かれていました。
おもしろい。



二つ目のお目当てのイワウチワも、葉っぱは沢山あるのに花は無し。
これもダメかとあきらめたのですが、高度をあげると咲いてました咲いてました。
可憐な花なんですが、蜜を求めて細かな羽虫が付くので黒く点々と汚い。
花弁が淡い色合いなので余計に目立ちます。
虫たちには食事中大変申し訳ないですが、退去してもらいました。
ところが、せっかくどいてもらったのに、納得のいく写真は撮れず。
羽虫にとってはホントいい迷惑でした。
申し訳ない。




よいお天気でしたね。

2013-05-06 23:10:16 | その他旅行き
5月の出だしは変に寒かったですが、GW後半の連休に入り気温も上昇。
西日本は良いお天気でした。
これからは夏として気候と付き合って行く時期となりました。

その連休も、いつもながらあっさりと終わっちゃいましたね。
私はGW後半の4連休にも休日出勤が入り3連休になってしまって、ますますあっさり感が強かったです。
予定の旅行は1日分短縮。
加賀&能登を訪れる予定の旅が、加賀の旅のみとなりました。
前泊を含めて3泊2.5日?なイメージの日程でした。

3泊すべて車中泊の強行軍。
あまり眠れず疲れたけれど、眠っている時以外は車なり歩きなりほぼ移動。
短くはあったものの、旅行中は旅してる充実感が詰まってて、その感覚はもう最高でした。
だからいいか。

加えて嬉しかったのが帰ってきて財布を開けたら、軍資金が9000円しか減って無かった事。
ええっ、なんで。
確かにお金のかかる施設には行かなかったし、いいものも食べなかったけど…。
ああ、あと高速代とガソリン代半分がカード払いだ。
それでもいつもに比べて安上がりに済んだものです。

今回の遊び相手は車と山と鉄道と温泉。
また記事記載していきますので、よろしくご贔屓に。


<刀根PAから早朝の北陸道>




嵐山線

2013-05-02 06:16:09 | その他旅行き
前回の続き。

今回のプチ旅の鉄分は、ローカル線には当たらず、さりとて幹線でもない阪急嵐山線です。
嵐山線は阪急京都線の桂駅から分岐しています。
単線で3駅しかない短い路線。
しかし終点は嵐山駅で一級の観光地につなげてますから、乗降客は多そう。

車両は6両編成だし、その日も座席は埋まり、立ち客多数。
3月~5月は春の観光シーズンで、休日のみ宝塚や三ノ宮などと臨時の直通列車が走っているらしい。
宝塚線や神戸線から直通って、十三駅でスイッチバックするのだろうか?
ちょっと興味を引く疑問だ。

本線では見た事のない片側が一人掛けのクロスシートの車両が走ってたりしました。
あと、ヘッドマークを付けてるんですね。
「さがの」とか「おぐら」とか。
臨時列車に付くのかな?

桂駅は車両基地になってたので、線路が何列も並んでいるのを鑑賞して、嬉しがりました。
嵐山行の電車を2本くらいやり過ごして撮影してしまった。

<河原町行き準急>


<入ってみたい>


<松尾駅ホームから>




八重の山吹

2013-05-01 00:35:28 | その他旅行き
連休前半の3連休、大阪は行楽日和でした。
よいお天気に誘われて、日曜日、また京都へ小旅行に行って来ましたので、そのお話しを。



行先は松尾大社。
なんでもこの時期、境内に山吹がたくさん咲くらしい。
山吹にも八重に咲く品種があるそう。
私は見た事が無かったのでその撮影がお目当て。



阪急電車の嵐山線松尾駅が最寄り駅。
駅から至近で数分歩けば到着。
迷いようが無い場所にありました。



二つ目の鳥居を潜り少し行くと、おお、咲いてる咲いてる。
満開は少し前に過ぎていて、新鮮な花を探すのに少し苦労しましたが、小さな花びらが重なり咲く様はなかなか見応えあり。
一重の山吹はもう散ってしまったようでほとんど見られず、こちらは残念。



松尾大社の御祭神はお酒の神様でもあるそう。
本殿前には全国の酒造会社の酒樽が並び、霊泉「亀の井」は酒を醸す名水の元として求められるそうです。
これからも美味しくお酒が飲めますようお祈りしました。



春の穏やかな明るい日。
結婚式が挙げられてて、淡い彩りの打掛を着た花嫁さんが記念撮影してたり。
背後の山の樹々はすっかり若い葉を伸ばし切って、光りに溢れた境内はとても平和でした。



もみじの木が沢山植わっていたので、秋は紅葉が楽しめそう。
撮影に疲れ、棒になった脚を休めるべく、楼門の外にある茶店で一服する事に。



みたらし団子が食べたい所でしたが、最小販売単位が団子4兄弟の串3本。
一人で食べるには少し多い。
代わりに抹茶ソフトクリームをいただきました。