総湯菊の湯

2013-05-14 01:43:15 | その他旅行き
前回の続き

登山後は朝訪れた山中温泉で汗を流す事に。
下見済みの道を走り、再びコンビニまで来ました。
その向こうに共同浴場があるようですが、GWだからか広場にテントが沢山張られお店が出てます。
駐車場が見当たりません。
交通整理のおっちゃんに聞いてみると、コンビニの裏にある役所の駐車場に止めれるという。
ああ、あそこね。
朝、コンビニの駐車場がいっぱいだったので、ちょっとお借りしたのです。
役所の名前をよくよく見ると、加賀市山中温泉支所とありました。

うまく駐車スペースを見つけ、お風呂セットを持ってブラブラと広場の方に戻ると、テントの出店は漆器の特売会でした。
山中温泉は漆器が特産品なんですね。
共同浴場はその広場に面してありました。
ところが女湯の入口は見つかったものの、男湯の入口がない。
漆塗り会館?みたいな所に入ってしまい、ウロウロ探しても男湯がない。
女湯の入口が館内で繋がっていたので、そこから出てしまいました。
女湯の暖簾をくぐったのは初めてだ。

暖簾をくぐって出た方向に男湯の暖簾を見つけました。
ああ、こっちだったか。
女湯と男湯は別の建物に分かれていました。
へえ、珍しい。
菊の湯という名前。
今度は男湯の暖簾をくぐり、番台というか受付で料金を払いました。
420円。
共同浴場なので、銭湯の値段のようです。
大阪は410円ですけど、都道府県でそれぞれ違うのかな?

建物は新しいようですが、内装はなんか年季が入ってて、いいやれ具合です。
脱衣所のロッカーは木製で、たぶん建て替える前に使用していたものを引き続き使っているのではと見ました。
貴重品用ロッカーも受付横にあり安心。
浴室はとても広く、石造り。
長方形の浴室中央に四角い湯船がドンとあり、左右の壁には洗い場がそれぞれ10人分ズラリと並んでいます。
シャワーが付いて設備は今風。
正面奥の壁には遠近法を使っていない昔の画がかかり、天井は木製なのか場所により色が違ってました。
共同浴場なので、シャンプーや石鹸なんかは備え付けられてません。
持参する必要ありです。

湯船は深く、立っておへその深さがあります。
この湯船の広さでこの深さ。
すごい湯量だな。
アルカリ性のお湯で、少しヌルヌルとします。
湯温は結構熱め。
湯船の真ん中に太い四角い柱があり、入浴に当たっての最低限のルールがデカデカと書かれてました。
タオルを湯船に浸けないこと。
潜らないこと。
当然ですな。
皆さん守りましょう。

いつもの温泉銭湯に入ってるつもりでゆっくりと手足をストレッチしたり、プッカリ浮かんで筋肉の疲労物質除去を図っていたら、熱い湯にのぼせてしまいました。
湯から上がりしばらくグッタリ。
少し休んでから浴室を出ました。

脱衣所で服を着ていると、ロッカーの横面に温泉地でよく見る番付表が貼ってありました。
温泉としても共同浴場としても、結構な位置にありました。
きちんと憶えていませんが、関脇前後くらいだった。
さもありなん。
久しぶりにきちんとした温泉に入った気分。
翌日も翌々日も山登りの筋肉痛は出なかったので、効能はあったようです。

外に出ると目の前に温泉卵製作所がありました。
番台で卵を買って、自分で湯に浸け作るよう。
面白そうでしたが、一人で作ってもなあ。
連れがいる時に、もう頃合いだ、いやまだ早い、とやり合いつつ作って食べるのが楽しそうです。
試すのはたぶん来ないだろう次の機会に取っておこう。

<温泉卵製作所>