南アルプスのお話(七)
稜線を歩いた二日間、午前中早い時間は最高のお天気だったが、徐々に徐々に麓から雲が湧き上がり、頂きには雲がかかるようになる。
午前中でも早お昼前になると、稜線の東側(行くて左手)にはガスが一面に立ち昇り、眺めは閉ざされてしまう。
ガスは稜線を越えて登山道を覆おうとするのだが、西からの風に稜線を越える事が出来ない。
稜線の右側は眺め良く、左側は真っ白だ。
<大門沢下降点導標>
今回のコースでは、大門沢下降点と言うところから下山を開始する。
稜線歩きはここで終わり。
ここから下山口の奈良田まで下り一辺倒である。
標高差にして約2000m。
歩行距離も非常に長く、大雑把に言ってしまえばこれまで歩いた登山口の広河原から農鳥岳までの水平距離と同じくらいだ。
下降点でお昼を迎えるので奈良田まで降り切れず、途中山小屋で一泊する。
<湿り気の中へ>
東側に降りるので降り始めてすぐガスに包まれる。
下るにつれ草が山肌を覆い、木々の背丈が高くなっていく。
道は石や木の根が凸凹を作り歩きにくくなった。
脚を痛めないよう気を付けねば。
やがて沢音が聞こえ始め、大門沢が登山道に近づいてくる。
豪快な沢だった。
どでかい岩がゴロゴロと積み重なる急流で、倒木流木が散乱してとても荒々しい眺め。
<大門沢>
枝沢を丸木橋でいくつか渡る。
この橋がまた渡りにくい。
ガッチリしてるので安定感はあるが、靴を乗せる部分が丸く濡れているので滑りそうで怖い。
慎重に渡る。
こんな道を明日も下り続けるのか…。
大変だ。
<枝沢と丸木橋>
稜線を歩いた二日間、午前中早い時間は最高のお天気だったが、徐々に徐々に麓から雲が湧き上がり、頂きには雲がかかるようになる。
午前中でも早お昼前になると、稜線の東側(行くて左手)にはガスが一面に立ち昇り、眺めは閉ざされてしまう。
ガスは稜線を越えて登山道を覆おうとするのだが、西からの風に稜線を越える事が出来ない。
稜線の右側は眺め良く、左側は真っ白だ。
<大門沢下降点導標>
今回のコースでは、大門沢下降点と言うところから下山を開始する。
稜線歩きはここで終わり。
ここから下山口の奈良田まで下り一辺倒である。
標高差にして約2000m。
歩行距離も非常に長く、大雑把に言ってしまえばこれまで歩いた登山口の広河原から農鳥岳までの水平距離と同じくらいだ。
下降点でお昼を迎えるので奈良田まで降り切れず、途中山小屋で一泊する。
<湿り気の中へ>
東側に降りるので降り始めてすぐガスに包まれる。
下るにつれ草が山肌を覆い、木々の背丈が高くなっていく。
道は石や木の根が凸凹を作り歩きにくくなった。
脚を痛めないよう気を付けねば。
やがて沢音が聞こえ始め、大門沢が登山道に近づいてくる。
豪快な沢だった。
どでかい岩がゴロゴロと積み重なる急流で、倒木流木が散乱してとても荒々しい眺め。
<大門沢>
枝沢を丸木橋でいくつか渡る。
この橋がまた渡りにくい。
ガッチリしてるので安定感はあるが、靴を乗せる部分が丸く濡れているので滑りそうで怖い。
慎重に渡る。
こんな道を明日も下り続けるのか…。
大変だ。
<枝沢と丸木橋>