10月23日は「霜降」です。
露 が冷気によって霜となって降り始める頃だそうです。
地域によっては、紅葉も見頃を迎える頃ですね。
また、この日から立冬までの間に吹く寒い北風を「木枯らし」と呼ぶそうです。
人民中国様より「霜降の習わしと養生」を参考までに
霜降の節気と民俗
霜降になると、ある種の凄みのある厳しい晩秋の気配を感じさせるが、おもしろい習わしのおかげで、この気分も和らぐ。
このころ、人々は柿とリンゴを買う。中国語で「柿」と「事」、「苹」と「平」が同じ発音であるため、「事事平安(すべてのことが無事である)」と祈るわけである。商人は栗と柿をいっしょに並べる。中国語で「栗」と「利」、「柿」と「市」が同音のため、「利市(商売繁盛)」というわけで縁起をかつぐ。山東省の煙台市などでは、霜降の節気に西の郊外へ行って霜を迎える習わしもある。広東省高明地域では、霜降前に「送芋鬼」という慣わしもある。地元の子供たちが瓦で梵塔を作り、塔内に柴を入れ火を焚き、瓦が真っ赤になるまで燃やした後、芋を塔のなかに入れ、塔を壊して熱い瓦の破片で芋を焼く。最後に熟した芋を取り出して不吉を避けるため瓦の破片は村の外に捨てる。
他にも、民間では降霜のころ栄養補給をする習わしもある。福建省の南部地域には「一年間栄養補給を続けるより、霜降に補給するに如かず」と俗に言う。「霜降に栄養補給をすれば、来年は虎を倒せる」と信じている人々は、一家の来年の健康のために、早々と滋養効果のある食材を買って用意する。
霜降の養生
寒さに刺激され、霜降のころは慢性胃炎、慢性気管支炎や胃潰瘍・十二指腸潰瘍などの病気が再発しやすい。そこで、日常生活での養生にとくに気を遣わなければならない。穏やかな心境を保ち、意気消沈を防ぎ、仕事と休みをうまく使い分け、過度の疲労を避ける。適当に体を鍛え、胃腸の血液の流れを改善し、暴飲暴食を慎み、寒さを防ぎ保温に気を配る。とくに年寄りは気をつける。
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