2012-1211-man0811
万葉短歌0811 言とはぬ0741
言とはぬ 木にはありとも うるはしき
君が手馴れの 琴にしあるべし 大伴旅人
0741 万葉短歌0811 ShuC066 2012-1211-man0811
□こととはぬ きにはありとも うるはしき
きみがたなれの ことにしあるべし
○大伴旅人(おほともの たびと)=謹状(序文)原文では「大伴淡等」(たびと)。第316歌参照。
【編者注】題詞原文に「僕報詩詠曰」。第810歌参照。この連作は「大伴淡等 謹状」で始まり、「謹通 中衛高明閤下」で終わるが、贈り相手の中衛高明については第812歌参照。
【訓注】[真名仮名全対応]言(こと=許等)。木(き=樹)。うるはしき(宇流波之吉)。君(きみ=伎美)。手馴れ(たなれ=手奈礼)。琴(こと=許等)。中衛高明閤下(ちゅうゑい かうめい かふか)。