2012-1223-man0824
万葉短歌0824 梅の花0753
梅の花 散らまく惜しみ 我が園の
竹の林に うぐひす鳴くも 阿氏奥島
0753 万葉短歌0824 ShuC094 2012-1223-man0824
□うめのはな ちらまくをしみ わがそのの
たけのはやしに うぐひすなくも
○阿氏奥島(あじの おきしま)=原文では、「小監阿氏奥嶋」。読下しでは、「少監(せうげん) 阿氏奥島」。「少監 大宰府三等官の次席。大監補佐役。従六位上相当。定員二名。」「天平勝宝四年(752)十月頃、正六位上、上野介であった、阿倍朝臣息嶋(あべのあそみ おきしま)か(…)。」『万葉集事典』では、「阿倍朝臣奥道とは血縁関係にあるか。」
【編者注】「梅花歌卅二 并序」の第十首。
【訓注】[真名仮名全対応]梅の花(うめのはな=烏梅乃波奈)。惜しみ(をしみ=怨之実)。我が園(わがその=和我曽乃)。竹(たけ=多気)。林(はやし=波也之)。うぐひす(于具比須)。鳴く(なく=奈久)。