万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌3996 我が背子が3712

2021年06月12日 | 万葉短歌

2021-0612-man3996
万葉短歌3996 我が背子が3712

我が背子が 国へましなば ほととぎす
鳴かむ五月は さぶしけむかも  内蔵縄麻呂

3712     万葉短歌3996 ShuI277 2021-0612-man3996

□わがせこが くにへましなば ほととぎす
  なかむさつきは さぶしけむかも
○内蔵縄麻呂(くらの つなまろ)=「ほぼ家持の越中守であった時代の介」。原文表記は、「介(すけ)内蔵忌寸(くらの いみき)縄麻呂」。
【編者注】巻17(3890~4031、百四十二首)の第107首。四月二十六日大伴家持餞宴古歌四首の第2首。左注に、「右一首介内蔵忌寸縄麻呂作之」。
【訓注】我が背子(わがせこ=和我勢古)。国へましなば(くにへましなば=久尓敝麻之奈婆)[「<国>は・・・大和の国。<ます>は、・・・<行く>の尊敬語」]。ほととぎす(保等登芸須)。五月(さつき=佐都奇)。介(すけ)[「地方官の次官。守に次ぐ職。掾の上。上国越中の介は従六位上相当」]。



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