万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌1558 鶉鳴く1419

2014年11月19日 | 万葉短歌

2014-1119-man1558
万葉短歌1558 鶉鳴く1419

鶉鳴く 古りにし里の 秋萩を
思ふ人どち 相見つるかも  沙弥尼

1419     万葉短歌1558 ShuD628 2014-1119-man1558

うづらなく ふるにしさとの あきはぎを
  おもふひとどち あいみつるかも

沙弥尼(さみに)=「仏門に入り立ての尼僧。」次歌左注の「沙弥尼等(たち)」に拠る。この表記はこの二歌だけ。
【編者注】「故郷の豊浦の寺の尼の私房にして宴する歌三首」の第2首。「秋雑歌」九十五首(1511~1605)の第48首。
【訓注】鶉(うづら)。古りにし里(ふりにしさと=古郷)。秋萩(あきはぎ=秋芽子)。思ふ人どち(おもふひとどち=思人共)。



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