万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌3956 奈呉の海人の3680

2021年05月10日 | 万葉短歌

2021-0510-man3956
万葉短歌3956 奈呉の海人の3680

奈呉の海人の 釣りする舟は 今こそば
舟棚打ちて あへて漕ぎ出め  秦八千島

3680     万葉短歌3956 ShuI161 2021-0510-man3956

□なごのあまの つりするふねは いまこそば
  ふなだなうちて あへてこぎでめ
○秦八千島(はだの やちしま)=17-3951歌参照。
【編者注】巻17(3890~4031、百四十二首)の第67首。題詞に、「大目(だいさくゎん)秦忌寸(いみき)八千島之館(が たちにして)宴歌一首」。
【訓注】奈呉(なご)[「高岡市から新湊市にかけての海岸。越中国府の東・・・。渋谿・・・とは、小矢部川河口を挟んでごく近い」]。舟棚(ふなだな=敷奈太那)[「舷(ふなばた)の左右に取りつけた横板」]。あへて(安倍弖)[敢えて。03-0388(長歌)安倍而、09-1671敢而、20-4471安倍弖、と合わせて集中4か所]。



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