万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌3806 事しあらば3542

2020年12月12日 | 万葉短歌

2020-1212-man3806
万葉短歌3806 事しあらば3542

事しあらば 小泊瀬山の 石城にも
隠らばともに な思ひそ我が背  ○

3542     万葉短歌3806 ShuH404 2020-1212-man3806

□ことしあらば をばつせやまの いはきにも
  こもらばともに なおもひそわがせ
○=作者未詳、娘子(をとめ)。
【編者注】第1部(3786-3815、三十首)の第21首。女。第1部、ここから最後までは「伝云型」(左注に「伝えて云はく」との由縁を述べる形式)。左注に、父母(おや)に知らせずに壮士(をとこ)に接(まじは)った女子(をみなご)から、弱気になった夫(つま)へ、と。
【訓注】小泊瀬山(をばつせやま)[奈良県桜井市の初瀬(はせ)川流域の諸峰。泊瀬・石城、ともに墳墓を含意。接頭語「小」をつけた作品はこの一首だけ]。我が背(わがせ=吾背)。



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