万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌3872 我が門の3605

2021年02月15日 | 万葉短歌

2021-0215-man3872
万葉短歌3872 我が門の3605

我が門の 榎の実もり食む 百千鳥
千鳥は来れど 君ぞ来まさぬ  ○

3605     万葉短歌3872 ShuH570 2021-0215-man3872

□わがかどの えのみもりはむ ももちとり
  ちとりはくれど きみぞきまさぬ
○=作者未詳。
【編者注】第3部(3855-3889、三十五首)の第18首。女。
【訓注】我が門(わがかど=吾門)。榎の実(えのみ=榎実)[「榎の果実」]。もり(毛利)[もぐの類義語・・・]。食む(はむ=喫)[08-1462茅花乎雖喫(つばなをはめど)、10-1858鳥者雖不喫(とりははまねど)、など]。百千鳥(ももちとり)[「群鳥(むらどり)」。次句の「千鳥」も同じ。「有象無象の男の意を寓している・・・」]。