2021-0211-man3868
万葉短歌3868 沖行くや3601
沖行くや 赤ら小舟に つと遣らば
けだし人見て 開き見むかも 山上憶良
3601 万葉短歌3868 ShuH545 2021-0211-man3868
□おきゆくや あからをぶねに つとやらば
けだしひとみて ひらきみむかも
○山上憶良(やまのうへの おくら)=01-0063参照。
【編者注】第3部(3855-3889、三十五首)の第14首。荒雄遭難歌十首の第9首。託女歌。
【訓注】赤ら小舟(あからをぶね=赤羅小船)[「・・・魔除けの朱で塗る格別の舟と見た・・・」]。つと(褁)[「品物を包んだたいせつな包み」。03-0267、07-1136、-1196、08-1534、16-3868、20-4471、など]。