万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌3870 紫の3603

2021年02月13日 | 万葉短歌

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万葉短歌3870 紫の3603

紫の 粉潟の海に 潜く鳥
玉潜き出ば 我が玉にせむ  ○

3603     万葉短歌3870 ShuH566 2021-0213-man3870

□むらさきの こかたのうみに かづくとり
  たまかづきでば わがたまにせむ
○=作者未詳。
【編者注】第3部(3855-3889、三十五首)の第16首。男。左注に、「右歌一首」。
【訓注】紫(むらさき)[「・・・根を粉末にして染料に用いる・・・」]。粉潟(こかた=粉滷)[「筑前の国またはその近辺の国にあった海の名であろう」。12-3166越懈乃 子難懈(こしのうみの こかたのうみ)とは別]。潜く(かづく=潜。潜き(かづき=潜)。我が玉(わがたま=吾玉)。