万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌0536 意宇の海の0474

2012年03月14日 | 万葉短歌

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万葉短歌0536 意宇の海の0474

意宇の海の 潮干の潟の 片思に
思ひや行かむ 道の長手を  門部王

0474     万葉短歌0536 ShuB445 2012-0314-man0536

□おうのうみの しほひのかたの かたもひに
 おもひやゆかむ みちのながてを
○門部王(かどへの おほきみ)=第310歌参照。
【編者注】長い脚注によると、作者(長皇子の孫)は出雲守赴任中に管内の「娘子(をとめ)」を娶った。しばらく縁遠かったが、また「愛(いつく)しぶる心」、熱愛関係が戻って、帰任向都に際して娘子へ贈った歌。
【訓注】片思(かたもひ=片念)。思ひ(おもひ=思)。