万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌0442 世間は0390

2011年12月10日 | 万葉短歌

2011-1210-man0442
万葉短歌0442 世間は0390

世間は 空しきものと あらむとぞ
この照る月は 満ち欠けしける  ○

0390     万葉短歌0442 ShuB312 2011-1210-man0442

□よのなかは むなしきものと あらむとぞ
 このてるつきは みちかけしける
○=未詳。「官人で、膳部王と親しかった人であろう。官人ゆえ、その名を秘したものと見える。」原文左注は「右一首作者未詳」。
【編者注】題詞原文は「悲傷膳部王一首」。第441歌に次いで、膳部王の自死を悼む歌。
【編者注-膳部王(かしはでの おほきみ)】「長屋王の子。母は草壁皇子の娘、吉備内親王(きびの ひめみこ)。神亀元年(724)従四位下。同六年二月、父に殉じて、母や弟たちと自尽。」草壁については、第110歌参照。
【訓注】世間(よのなか)。