2011-0511-man0212
万葉短歌0212 衾道を0181
衾道を 引手の山に 妹を置きて
山道を行けば 生けりともなし 柿本人麻呂
万葉短歌0212 Shu1468 2011-0511-man0212
□ふすまぢを ひきてのやまに いもをおきて
やまぢをゆけば いけりともなし
○柿本人麻呂(かきのもとの ひとまろ)=第30歌参照。
【編者注】第2句。依拠本は「引手乃山尓/引手(ひきて)の山(やま)に」、参照本・岩波版は「引手乃山尓/引手(ひきで)の山に」。第3句、依拠本の「置(を)」を「置(お)」に改める。