万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌0203 降る雪は0175

2011年05月05日 | 万葉短歌

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万葉短歌0203 降る雪は0175

降る雪は あはにな降りそ 吉隠の
猪養の岡の 寒くあらまくに  穂積皇子

万葉短歌0203 Shu1454 2011-0505-man0203

□ふるゆきは あはになふりそ よなばりの
 ゐかひのをかの さむくあらまくに
○穂積皇子(ほづみの みこ)=天武天皇の第八皇子。「母は蘇我赤兄の娘大□娘(おほぬの いらつめ)。」 追悼された但馬皇女とは異母兄妹。高市、穂積、但馬は、同じ天武の子ながら、複雑な男女の関係にある。第80歌、第114~116歌参照。(□=草冠に、「豕(左)+生(右)」旁)