万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌0226 荒波に0192

2011年05月22日 | 万葉短歌

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万葉短歌0226 荒波に0192

荒波に 寄り来る玉を 枕に置き
我れここにありと 誰か告げけむ  丹比真人

万葉短歌0226 Shu1503 2011-0522-man0226

□あらなみに よりくるたまを まくらにおき
 われここにありと たれかつげけむ
○丹比真人(たぢひの まひと)=未詳。「丹比氏の本貫(ほんかん)は河内国丹比郡。この丹比の一郷名に依羅娘子にちなみの「依羅」がある。二人に深い縁(えにし)があったことが推測される。」
【編者注】題詞原文に「名闕」(名闕[か]けたり)の二字がある。講談社版は「丹比笠麿か」と注。同社「万葉集事典」によると、人名見出し項目に「丹比」1項、「丹比真人」5項、「多治比」4項、「丹比」3項がある。