いぶり自然学校

苫小牧軸足をおきながらも、胆振管内各所・いや日高、十勝・・・各所で活動を展開しています。

北海道サマースクール構想!!

2007-10-31 16:21:27 | うえだんな
北海道サマースクール構想実現に向けた委員会を今晩、札幌で開催します。

黒松内の3週間の長期村は、この夏9回目の開催でした。(第1回だけは、前後左右がわからぬままの初めての長期だったので2週間)。 最近は運営方法がわかってきたので3週間 定員30名。スタッフは20名くらいが関わり実施しています。

が・・・、どんなに 密度の濃い意味ある活動ができたとしても、私たちにはひと夏に30人の子ども達しか面倒が見れません。 全国の小学生は700万人から800万人いるというのに・・・。 

ですから、もっとこの 長期体験活動を運動にして 北海道の各地でいろいろな団体や地域が実施することができたらいいな。そして、北海道の夏には、全国全世界から子ども達がやって来るような、日本のサマースクールのメッカしよう!! と風呂敷を広げていたら・・・、

じゃあ・・考えてみなさい・・・と国経由の補助金が付きました。

まずは、どうやったら広げらるか、何をしていったらいいかと論議する会議です。理念を共有できるNPO,旅行会社、大学、ガールスカウトの方々が参画します。

将来は、100箇所(北海道の自治体の半分くらい)さまざまな長期体験活動が実施されて、合計 3000人くらいの子ども達が北海道の夏を体験できるといいですね!!

ねおすのディレクター陣は、ひつつずつくらい やってよね!!
黒松内、登別、東川、中頓別、弟子屈、十勝
諸君! よろしく!!

基礎知識 ②

2007-10-31 16:03:59 | うえだんな
先日 ふった基礎知識シラバスの件、なんかブログの上でも みんな意見を流してよ。このブログは、各人の日記だけじゃあ つまんないよ。 なんかさあ もっと 日ごろの考え方も 時には ぶつけ合おうよ!!  イエティ魂 なんだからさあ。

あちこち巡っておりました

2007-10-30 18:00:45 | うえだんな
先週末は、あちこちグルグルと巡っておりました。

札幌→小樽→札幌→洞爺湖→苫小牧→登別→苫小牧

ルートを振り返ると、こんな感じです。
あっちこっちで、中高生の子達とグループワークをしたり、
幼稚園の先生の研修で、先生方と一緒に雨の森を歩いたりしていました。
洞爺湖では、「高校生環境サミット」という大きな活動のひとつを
お手伝いしたりして、それはそれは緊張しましたよ。

今までは、ふぉれすと鉱山にずっと張り付いて、
お越しいただく方々と過ごすことが多かったです。
それが、このところあちこちに出向くことが
少しずつ増えてきました。

さっきも書きましたが、
行くたび出会うたび、いろいろな場所や人に会いますので
とても緊張します。
でも、とても勉強になります。

少しずつ、その出会いを
次の活動や新しいアイデアへとつなげられるように
頑張っていきたいと思っています。




追悼

2007-10-28 23:08:44 | うえだんな
みすたーです。

飼っていたオスのカブトムシが、今日亡くなりました。

ホーマックで買ってきのではなくてね、9月20日にふぉれすと鉱山のすぐ近くで1年生のAっちゅが見つけたものです。
カブトムシは冬を越せない生き物ですから、寿命ですね。
今後は冷凍保存して、機会あるごとに皆さんにお見せしていくつもりです。


おいおい、ちょっと待てよ。
何のために冷凍保存してまで見せる必要があるのさ?
それ以前に、何でそもそも捕まえて飼っていたのさ?野生のまんまでいいじゃん。


それはですね。

「いやあ、やっぱカブトってかっこいい!」
と思って欲しいからでも、
「昆虫の身体って神秘的!」
って、虫好きになって欲しいからでもないんですよ。

「外来種」についてお話をする貴重な素材として使わせて頂くためです。

外来種って、元々その地域には住んでなかったのに、人の手で持ち込まれた生き物のことです。
そう、知ってる方も多いと思いますけれど、カブトムシって、そもそも北海道には住んでなかったんですね。

それが函館とか黒松内とか札幌南部とかではかなり普通に見かけるようになってきてます。
それがこの夏ついに、登別の、しかも山の上にある鉱山町で、オスメス合わせて5頭も目撃情報がありました。
これだけで「繁殖している」と断定はできませんが「十分あり得るだろうねえ」と専門家も言っておりました。


それの何が悪いかって。
まだ良く分かっていません、はい。


でも、これまでの例でいえば

○競争力が強くて、元から住んでいた生き物からエサや住まいを独占して、どんどん増えていく。もちろん、元の住人は減っていく。
○そんなわけで、えさにされる生き物は食い尽くされてしまう。
○新しい病気を持ち込んで、元の住人にその抵抗力のない場合、えらいことになる。

などなど、悪いことが起きる可能性があるってことです。
ブラックバスとか、ウチダザリガニとか、アライグマとかが、最近良く話題になっていますね。


でもねえ、そんなことよりねえ、何だかとっても哀れなわけですよ。

このカブトムシさん、好きで北海道に来たわけではないんです。
人が持ち込んだわけですから。

土の中にいる幼虫時代に土ごと運ばれたのかも知れません
成虫になって地上に出てきて「いやあ、地上って寒っ」って感じで。

あるいは、飼っているものを放す場合もあるでしょうね。

「飼うの面倒だからお山に捨てちゃえ」
とか
「かわいそうだからお山に返してあげなさい」
とか
「北海道のお山をカブトムシでいっぱいにしてやる。ヒヒヒッ。」
とかね。

何にしろ、カブトムシには罪はないのに、いつの間にか「自然への悪影響が懸念される!駆除せねば!」とか悪者にされてしまう訳です。
「アタシだってこんな寒いとこ住みたくないわよ!」
って思ってるかもしれません。

そんなこと考えながら2ヶ月も飼っていて、さすがに情がうつりましたね。
だもんで、今日はついつい長くなっちゃいました。すみません。

これから、こんなことを訴えるために亡骸を使わせていただくことで、少しでも供養になればよいのですが。

それではまた。

本日のうれしかったこと3つ

2007-10-28 22:59:18 | うえだんな
・短大生の頃から、ふぉれすと鉱山に熱心にボランティアしにきてくれた方が、今回の「もりのようちえん」で初ディレクターデビューをしたこと!

・3年前からふぉれすと鉱山の「もりのようちえん」に参加者として関わり、近頃スタッフとして関り始めたお母さんが、今日、初絵本読み聞かせに挑戦したこと。

・今日の「もりのようちえん」と「ながくつレンジャー」のみんなの前で、かっこよくミズナラの木に登り、枝をゆすり、無数のミズナラの葉を落として、”はなさか爺さん”ならぬ”落ち葉にいさん”の勇姿をスタッフのHATが見せてくれたこと。




以上、3点本日の嬉しかったことでした。

スコット祭

2007-10-25 21:37:20 | うえだんな
みすたーです。

鉱山町では10日ほど前からスコット祭がはじまり、にぎわっております。

いったいどこからやって来るんでしょうねえ、たくさんのスコットさん達が我が家やふぉれすと鉱山の壁に飛来して、埋め尽くさんばかりの賑わい振りです。
これから寒くなるにつれて、さらに賑わいを増していくことでしょうね。

何の話をしているかってね、カメムシのお話ですよ。
山あいの地域に住んでおられる方はね、毎年悩まされていることでしょうね。
でね、鉱山町にやってくるカメの99.9%は「スコットカメムシ」というやつです。

体長1cmくらいで、
茶色くて、
でもちょっと緑がかってキラキラしていて、
触角の中ほどに白い部分があって、
背中の真ん中に白い斑点があるやつがいて、

っていうのが特徴です。

「そう!それそれ!」
って方もけっこういらっしゃるでしょうね。

「そんなにじっくり見てねーよ!!」
って方もやっぱりいらっしゃるでしょうね。

ちなみにね、鉱山町在住のある方から「毎年10月15日からスコットさんたちは集まり始める」と聞いていたんですが、ドンピシャでしたよ。
毎年気温も天気も違うのに、ホント不思議なものです。

とはいえねえ、あまり好かれるやつではないですよね、スコットさんたちは。
というか、カメムシたちは全般的にそうでしょうね、ええ。

でもねえ、実は僕が一番好きな虫はカメムシだったりします。
いや、スコットさんには正直あんまり愛はないんですけれどもね、とってもキレイなカメムシたちがいるんですよ。
南国のやつはそりゃあもう宝石のようですし、ここ北海道にもなかなかに美しいやつや可愛らしいやつはいるんですよ。

そんなカメムシさん他、昆虫に興味のある方は、このサイトをどうぞ。

昆虫エクスプローラー
http://www.insects.jp/

「むし探検広場」は特にお勧めですよ。

ではまた。

ブナ林のキノコ

2007-10-25 17:16:28 | うえだんな
たーぼです。

数年前までは、キノコには興味もなかったのですが、一生懸命調べたりしていると、何でも楽しくなってくるものですね。相変わらずマイブームです。

さて、今日のキノコはブナ林のキノコです。1つ目はこれです。



まっ白くて裏側が針のようになっている、その名も「ブナハリタケ」。実は先日頂きました。もちろん天然記念物の森のではなく、普通の森のですが。においがよくとても美味しいキノコでした。

もう1つはこれ。



図鑑を見ると昨年落ちたブナの実から生えるキノコと言うことで「ウスキブナノミタケ」という名前のようです。写真ではわかりにくいのですが、名前の通り薄い黄色のかわいいキノコです。
ブナの実は本当にあるかな?と思い、地面をちょっとほじってみると・・・


ありました!!


棒の下についているのがブナの実(堅果:ケンカ)です。確かにそこから生えていました。

木から生えるキノコもあれば土から出ているキノコ、種から出ているキノコもあるんですね。
まさに発見の喜び!でした。

久しぶりに目頭があつくなりました*パート2!

2007-10-24 22:35:55 | うえだんな
10月は札幌のふれあいの森で
実施したイエティーズが21日にありました。

親子10組と一緒に一日を森の中ですごしたのですが、
大人も子どももとても楽しそうにはしゃいで、
落ち葉を掛け合ったり、焚き火をしたりと、
本当に単純なあそびで思いっきり楽しんだ後に、
いつもどうり歌を歌いました。「おおきなうた」を。

そのとき、
ずっと曇っていた天気が、晴れ間がさしてきて
今一番きれいな紅葉が光って、その森のなかで遊んでいたんだな。
と、ターボと同じように、とても久しぶりにちょっと目頭が温かくなったひと時でした。

自然の美しさはこころ動かします

基礎知識

2007-10-23 23:32:50 | うえだんな
うえだんなは、来年のことを考え始めているようですね。あっという間の一年ですからね。 年明けたら2月には来年度の計画ができてなければなりませんね。

さて、そんな中・・・体験活動を展開する若手諸君に課しているスタッフトレーングに関わる事業計画はすでに3本あります。

道北中頓別のやまちゃんには、CONEリーダー養成的なもの
黒松内のばんびには、海・磯活動の案内人養成

そして、本日みすたーには、自然体験活動のリーダー、インタープリター、ガイドになるんだったら、確認、知っておきなさいよという、基礎知識、それも理科的、社会科的な小中高程度の教科書に書いてあるような事柄をチェックできるようなシラバスづくり・・・

レイチェル・カーソンは、「知ることは感じることの半分でしか大切ではない・・」だったかな、そのようなことを言っている有名な言葉がありますが、それじゃあ、その知っておくべき大切なことは何だ?? みたいな整理です。

リスクマネージメントの手引きも整理しなおしたい。
これ、誰か立候補しませんか? 黒松内で やるかい?