いぶり自然学校

苫小牧軸足をおきながらも、胆振管内各所・いや日高、十勝・・・各所で活動を展開しています。

イエティくらぶ1月 シカプログラム2日目

2018-01-23 07:44:35 | あきさん

朝、冷え込んでいましたが、元気に外で朝ご飯づくり。

火の番?火遊び?にはまり、3食作る時はずっとストーブをのぞいていました。

バナナヨーグルト。

味見と称して2杯分くらい食べたらしい(笑)

パンにシカ肉と野菜チーズを挟んで鹿肉バーガー。

具沢山スープにもしっかりシカ肉入っています。

フォンを取ったシカの骨についていた肉をそぎ落とし

しぐれ煮のようなものも出てきて、朝からボリュームたっぷり。

またもや腹12分目だそうです。

食べたら外に出発です。

シカさん出てこないかな~と車中から見つつ白鳥湖に向かいました。

途中、シカではないですが、木にとまっている猛禽を発見。

車から降りてしばし観察。

隣にカラスが来ましたが、大きさが全然違う。

オジロワシの幼鳥かな?

丁度見ている方に飛び立ってきてくれましたが、

翼を広げた大きさにみんなびっくり。

大きいね、全然カラスとかと違う!

しばし車で進み、車から降りて白鳥湖を見に行きます。

昨日の夜、雪降ったけどシカさんの足跡あるかな?

少し入ると、ありました!

チョキだよ~!あっちに向かって歩いてるね。

奥に行ったら、キツネの他にウサギの足跡もありました。

おっきな後ろ足。

白鳥湖見えた! 

?何か走ってる?

実は全面凍結する白鳥湖、冬は車の氷上レースが行われています。

降雪した後にかっ飛ばすので、すごい雪煙が上がっています。

滑るかな~と湖面に降り雪をどかしてみましたが、

先日の雨のせいか、氷上はざらざらでちっとも滑りません。

雪があるから雪合戦。

玉投げて~。

天気も良いし気持ちいい~

埋めちゃえ~

雪まみれ!

丸めずらいから、雪けり上げ合戦。

ちゅんの蹴り上げ威力が半端ない!

さすが雪あそび名人。

名残惜しい中、ネイチャーセンターに移動。

センターにお姉さんがいて、いろいろ教えてくれるんだよ。

野鳥観察でよく来ている子が色々教えてくれましたが

え、お姉さんセンター?お姉さんがいるんでしょ、じゃあ、ねえちゃんセンターか。

なんてちゅんに突っ込まれていました。

まさに、やさしいお姉さんのガイドさんが、

丁寧にいろいろ説明をしてくれました。

エサ台にたくさんの鳥が来ていてアカゲラさんもちょうどお食事中でした。

結構みんな、かわいい、あそこにいる!

と、しばし観察をしていました。

2階に上がったら上から鳥を見られるのですが、

パズルや折り紙も。

ウトナイ湖からシベリアに向けて渡り鳥すごろく。

鳥の渡りについて学べます。

ネイチャーセンターで、かなり時間を取ってしまったので、

散策路を近場に変更。

ですが、シカ、キツネ、ウサギの足跡の他に、野ネズミの足跡も見つけられました。

シカが角を研いだ跡もありました。

面白かったね。

天気も良く、暖かかったので遊びすぎてしまいました。

戻ったら、急いでお昼ごはん作り。

鹿肉ミートソースとサラダ、わかめスープ。

さすがに3食目のシカ料理、もうしばらくシカいいわ…、の声も。

片付けも手伝います。

さぁ、最後のシカクラフト。

思ったより硬く、切るのも一苦労。

シカの角ってすごいね、これで突かれたら車もへこむわけだよね。

切ったところが髪の毛燃やしたようなにおいする。

みんな強靭なシカ角と奮闘しています。

ゴシゴシ

途中で一休み。

残っていたチョコクッキーアイスで体をクールダウン。

なかなか大変でしたがどうにかこうにかできました。

あっという間のシカプログラム終了です。

シカを解体して、シカについて学び、シカの痕跡を探して、シカを食べる。

シカ尽くしの2日間でした。

とても元気で積極的なイエティメンバー。

大きい子が小さい子の面倒を見てくれたり、

関係なく一緒になってあそんだり、

とても楽しい素敵な時間が流れました。

次回は大樹町までキャンピングカーの旅です。

限定6名の早い者勝ちです。

またあえるのを楽しみにしています。

 


イエティくらぶ1月 シカプログラム1日目

2018-01-22 09:44:41 | あきさん

無事猟師さんから、シカをいただき

シカプログラム開始です。

初日は同じイコロで開催されている「koroco」メンバーもいてにぎやか。

集まるなり混じって薪割りなど始めます。

なので、始まりの会も一緒にやっちゃいました。

開会式後、イエティチームはストーブの周りでシカについてのお話。

切り取られてるシカの脚や、角を見ながら、

シカの身体のこと、今のシカの現状などのお話。

みんな真剣に前のめりで聞いてくれました。

さぁ、お話の後はそりを持っていよいよシカと対面です。

物置にいました。

大きい!とみんな恐る恐る近づきます。

乳腺が発達しているので、お母さんだった鹿です。

でも、10月以降は赤ちゃんはお母さんがいなくても大丈夫な事を聞き、

ちょっとほっとしたようです。

さあ、運び出そう。

よいしょ!‥‥。重い!ちっとも動かない。

全員で力を合わせて運び出し、そりに乗せました。

解体に使う道具もそりに乗せて引っ張ります。

シカと一緒に乗っかって。

解体されちゃうぞ~。

そりだと重くても楽に運べます。

広場まで来ると、物珍しさにハーメルンの笛吹き状態。

ここにぶる下げるよ。

これまた重くて一苦労。

滑車を使っても大変でした。

机を取りに行くときも、上級生のお兄ちゃんが

下級生を引っ張って連れて行ってくれました。

頼もしい限りです。

取り敢えず、解体の準備が終わったところで、腹ごしらえです。

食後の空き時間にスケッチ。もうすぐこの姿はなくなっちゃうもんね。

短時間でとても上手に描き上げました。

解体前に、森の学校の裏にシカの足跡探し。

早々にキツネの足跡と、糞を発見。

崩してみたら動物の毛がたくさん入っていました。

ネズミやリスを食べているんだね。

シカの足と一緒に奥の川まで行ったのですが、

昨晩の雪でキツネの足跡しか残っていませんでした。

枯損木をなぎ倒し、みんなで薪にするのに引っ張り出してくれました。

特にお願いしたわけではないのですが、

日頃の経験から役に立つ事が分かっているようで

ちょっとうれしく感じました。

沢山道なき雪道を歩いて、重い木を運んだので

冷たい雪が気持ちいい~。

さぁ、解体準備です。

テーピングをして、軍手をはいて、ゴム手袋。

帽子にエプロン、腕カバー。

完成です。

さぁ、手術開始、じゃなくて解体開始です。

うえだんなの指示を仰いで、お尻の方から皮をはいでいきます。

徐々に皮が剝がれ肉が見えてきます。

皮をはいだら、思ったよりずいぶん細いウエスト。

表面にはきれいに脂肪が付いています。

いよいよ頚部を切断。

固唾をのんで見守ります。

絨毯のようになってしまいました。

後はそれぞれのブロック肉を骨から部位ごとに外します。

みんな必死に肉の処理をおこなっちたのですが、

すみません、全員で必死だったので、写真を撮り忘れました💦

骨にこびりついたばらばらの肉もミンチにし、

骨はそのまま鍋で煮て、ブイヨンに。

せっかくいただいた命、余すことなく利用します。

同時に夕飯づくりも開始。

中にキッチンもありますが、イエティくらぶは外の薪ストーブで料理します。

デザートのアイスもボール型のアイスクリームメーカーで作ります。

蓋を紛失して大慌てする場面もありましたが、

かなりの雪降りの中頑張って、ごはんもアイスも無事できました。

待ちに待った夕飯です。

鹿肉たっぷりのシチューにマッシュポテト、シカの焼肉、

デザートにチョコクッキーアイス。

自分たちでさばき、1日動き回ったので、

もりもりおかわりしてたくさん食べます。

腹12分目まで食べたそうです。

順番にお風呂に入っているも元気に鬼ごっこや紙飛行機大会を行い、

寝る時間直前まで遊んでいました。

とっても元気です。