いぶり自然学校

苫小牧軸足をおきながらも、胆振管内各所・いや日高、十勝・・・各所で活動を展開しています。

1月終了

2011-01-31 20:27:24 | うえだんな
今日で1月が終わりなのですが、
思い返せば、まぁまぁ濃密な1カ月であったなあと思います。
で、明日から2月なのですが、
この「2月」というのが曲者で…。
当り前なのですが、2月は28日間しかないんですよ。
他の月より、へたしたら3日も少ない。
これ、実はとっても大きいと思っていて、
でもそれをすっかり忘れてしまうことが多く、
つまり、あっという間に年度末です。

やばい。しっかりとスケジュール管理しないとまずい。
コンビニには、もうすでに節分とか、恵方巻きとか、
ばれんたいんでーのちょことか、そんなのが見え隠れしてます。
それも、あと数日でひな祭りに変わるんだろうなあ。
やばいなあ。

和みの森はおもしろい

2011-01-30 19:21:48 | うえだんな


久しぶりに、苫東・和みの森運営協議会のイベントが開催されました。
総勢21名のみなさんと、来年度の森づくりに向けたアイデア出しを現地でしました。
活動の様子はこちら

いやあ、実におもしろかった!
今更ながらなんですが、森づくり、おもしろいですね!

今まで、森づくりという言葉に縁がなかったというか、
自分のところから遠いところにあったというか、
「森なんて、作れるはずがない」とやや冷めた目で見ていました。

今も、基本的にはそう思っているのですが、
その人間の手が届かないところにある「森」というものに
もしかしたら、何か手をかけられるの、かも、知れない、というところに
ダイナミックさというか、深さというか、そんなことを感じでいます。

ホント、来年度の活動が楽しみです。

と、気持ちよい活動をしていたのですが、
遠いところからひっきりなしにブンブンと車の音がしていました。
帰りに、「一体どうしたんだろ」と思ってその方向に行ったら、





映画の撮影跡地で、なんか良く分かんないけど
雪上での車のレース、みたいなのをやっていました。

みんなドリドリとドリフト走行してます。
やまちゃんは、「きゃー!あぶなーい!」と大きな声を出していました。
どおりで、ランエボとかパンダトレノとか、
おおよそ森の中で見なさそうな車が走ってたわけだ。

そういうの、いいとか悪いとかいうつもりは全くないんだけど、
これ、夏もやるんだろうか…。






ちょこっとすくすく・1月

2011-01-29 23:34:31 | やまちゃん
ココ何日か胆振地方は暖かく、積もっていた雪が融けて少なく
なっていたところ、今回のテーマ「ゆきで遊ぼう」に合わせて
くれたかのようにひと晩雪が降りましたねぇ。

いつもは学校がえりだけど今日は、午前中のちょこっとすくすくです。
さぁ、まずは雪に体を慣らしますか!!
とスノーフラッグをやりました。
「よういスタート!」



まだみんな本調子じゃないのか、走り方がソフトだね。

冬は夏と違って、地面になにかがくっきり残るので、
誰が森を訪れているのか探検してみることに。
すると、歩いて間もない足跡を発見。
肉きゅうもしっかりと残っています。足跡は
一直線に並んでいるね。
これは、周りが住宅だからイヌかな?それともキタキツネかな?
でもそばに人の足跡はないから・・・キツネかなぁ~。
奥のほうへいくと、落ち葉の感触がありフカフカします。
雪に触れてみるとサラサラ。
雪の結晶をみたり、雪に埋まっちゃいました。


じゃあ、あっちの斜面でそり遊びをしよう!
といったときのみんなの反応は早かった。
今日一番のみんなのダッシュだったんじゃないかな。




座って、立って、寝そべってといろんな格好で滑っています。
滑り終わると、除雪されて山になっている雪をそりに積んで
上まで運び地面が出ている部分へ補充。
遊びながら、そりすべり会場の整備をしてます。
ミニスキーにも挑戦です。これがまた良く脱げるんだなぁ~。
脱げちゃったから片足でとか、手にはいて滑ってみると
いろいろと試しています。

ココアや焼き芋を食べてエネルギー回復中・・・

そんなに長い坂ではないのに、いつまでも遊んでいるみんなの姿を見て、
子どもの頃、雪かきでそりの長さよりちょっと長いぐらいの雪山を駆使
していつまでも滑っていたこと、雪が少し積もるだけでワクワクしていた
のを思い出しました。

雪が少ないところだと、雪で遊ぶってことが特別ですもんね。
みんなもそんな感覚なのかな。
雪にまみれながらいっぱい遊んで、いろんな発見をしてみてね。

気象に関する知識1・2 

2011-01-28 16:16:11 | やまちゃん
登別自然ガイド養成講座25、26回目は、
「気象に関する知識1・2」です。
自然ガイドなど、野外活動ではチェックが不可欠なお天気。

気象予報士でもある北海道大学の中村さんを講師に
気象に関するあれこれを一日教えて頂きました。

野外プログラムがあると、お天気をチェックします。
何日前から天気が荒れていると、当日のお天気は...
と天気をチェックしてみても詳しく分からずに不安
でした。
詳しく知るために良い方法はあるのかと思っていたの
ですが、まめにチェックするしかないようです。
大気が不安定なときだと、5km~10kmの範囲で雨雲ができる
ため、前の日から予報することは難しいようです。

天気図、雨雲レーダー、短時間天気予報をチェックしておく
と良いそうです。
天気図だけでは、雲の動きが把握できないとのことでした。

雲の種類は形や発生する高さから10種類に分けられます。
午後一番は野外実習。
さて今見えている雲は何雲でしょう?との問題。
大きい雲があれば、小さな雲もあるし・・・
何種類も混ざっているのかと思っていると正解は
「積雲」1種類だけでした。
よく見ると、山にぶつかり、山沿いに雲があります。
雲を観察して、天気を予想することができるんですよ。
それを「観天望気」っていいます。
空を見て天気を当てる。空が読めるのって何かかっこ
いいですよね。




積雪の観察では、まずどこが雪が一番積もっているかを
当ててみることに。地形や風の吹き方によって雪の積もり方が
違うんですね。
今回は浅くて27cm、深くて50cm近くの積雪でした。

雪を垂直に掘って、雪の断面を観察。
指で押してみると硬いところ、柔らかいところとあります。

雪の温度を測ったり、顕微鏡のようなもので上、下、真ん中の
雪質を観察しました。雪質で雪崩をチェックすることができます。
しかし、雪は積もってからも形を変えていくということでした。

同じ地域でも平地と山地では天候が違うこと、また標高が上がる
ことで温度が低くなり、風が強いと体感温度も低い。
現地での天気が必ずしも予報とは一緒ではないということであり、
役立つ最新の情報を得ることが大切だし、現地の様子で天候を予測
できる力、判断力が必要ですね。

hockey nuts

2011-01-24 23:23:01 | うえだんな
10年来、アイスホッケーというスポーツを続けています。
かつては、1か月に20回ぐらいリンクにあがっていたころもありましたし、
歯がかけたり、アバラにひびが入ったりするほど激しくやりあっていましたが、
今は年に数回程度、というところでしょうか。
キャンプとか、そういうのが重なることが多くて、なかなか行けないのが
悩みの種です。

ホッケーそのものはもちろん、
そこからつながるいろんな人とのコミュニケーションとか
ネットワークが、僕たちの活動をとても助けてくれています。
ぼくが忙しい間を塗ってホッケーをやるのは、そこに理由があります。

特に苫小牧のホッケーには、
実に様々な仕組みがありまして、
それは大変なところもないわけではないけど
とても興味深いです。
それこそ、10数年前、初めて北海道に降りたち、
一人ぼっちだったぼくに「北海道」を教えてくれたのは
アイスホッケーをとりまく「コミュニティ」でした。

なので、そろそろお世話になったご恩返しをしないといけません。
何がどうできるのかはこれから考えますが、
ぼくたちがいぶりで活動をさせていただく以上、
何かさせていただきたいと思う今日この頃であります。

グリーンジムとまこまい④スノーシューハイク

2011-01-23 18:05:42 | うえだんな
久しぶりのGGTです。

この秋に疾走した苫東・和みの森のトレイルランニングコースを、
今度はスノーシューを履いて歩いてみることにしました。

冬は、誰ひとりとして訪れることのない和みの森です。
そこが一体どうなっているのかは、ほとんどの人が知りません…。

ちょっとドキドキしながら、出発です。



基本的には、「あそこの木に集合ね」と決めるだけで、
あとはどこをどうやって通ろうが自由です。
それが、スノーシューハイクのおもしろいところですね。
普段はいけないところを、持参したストックを振りながら
どんどんパフパフと歩いていきます。

クマゲラの食痕、そういえば秋にもあったあった。



いや、クマゲラじゃないよ、おれが毎晩ここで空手の突きの練習をした後だよ、
というと、ちょっと信じていました。
「おれもやる アチョ―!!!」と、抜き手をするの図。



確かに、秋にここを走ったのだけれど、全然雰囲気が違うので
全く違うところに来たような雰囲気です。

でも、ここまで来ると、ああ、確かにこんなところだったと
思い出されます。



オソルオソル、池の上に張った氷の上にあがってみました。



おー、おれこんなの初めてだ!と言った瞬間、どこかで「びきっ」という聞きなれない音が。
その時の逃げ足は、みんなめっちゃくちゃ早かったなあ。

それにしても、走った時はそんなでもなかったのに、
今日はものすごく疲れます。
スノーシュー、確かに歩きやすい道具なのだけれど、
それでも、雪の上を歩くのはいつも以上に体力を使います。
体力自慢の子も、途中でねっ転がりながら休憩です。



しかし、なんたってグリーンジムとまこまいです。
「体を鍛える」というのが目標ですから、そこは頑張ってもらいますよ。

ということで、ウンウンうなりながら歩きつめていくと
(最後の方は、スノーシューを外して歩いた)、
ポンといつものコンテナが。



待ちに待ったお弁当です!



こんな風に、雪の上でランチを取るなんて
ぼくらはけっこう普通なのですが、実はかなり非日常的というか、特殊ですね。

コンテナの中にある薪ストーブも、心地よく温めてくれています。

こんな風に、実に健やかな一日を過ごすことができました。
最後に、
「秋に、このコースを2周走るのと、冬に雪の中を1周歩くのと、どっちがいい?」
と聞いてみたら、「2周」だって。
それぐらいの運動だったようです。いいことです。

「雪の中を歩く」「スノーシュー」「苫東」
実は、この組み合わせは、今までありそうでありませんでした。
ちょっと面白いです。コンテナというシェルターもできて、
とても快適になりました。
これから、ちょっと楽しくなりそうです。







木を倒す

2011-01-22 17:51:32 | うえだんな
月に一度のウヨロ環境トラストでの講習です。
先月の、チェーンソーのおさらいをしつつ、今一度目立てをしました。

いやあ、1か月前はあんなに鮮明に覚えていたのに、
もうすっかり忘れています。

①ややフック 約80度
②上から見て30~35度
③横から見て10度上向きに 木ねじの原理
④デプスは、正面から見て半分~3分の2

そうそう、そうでしたそうでした。忘れてはいけない4つの法則です。

前後左右の角度を決めて、
まっすぐにすっとやすりをかけます。
それでも、曲がったりずれたりして、
内田さんのいう「刃がついた」状態になりません。

1カ月に1回使うか使わないか、ぐらいではだめですね…。

間伐をする練習、ということで、
一本カラマツを倒しました。

今まで何度かその理屈は人から聞いて、こんなもんか?とか言いながら
我流でやったことはあります。
しかし、先生にみられ、多くのセミプロに見守られながらきるのは
ものすご~く緊張します。

①受け口は全体の3分の1ぐらい
②受け口の切り口の90度の方角が、倒れる方向
③チェーンソーを直角に当てて、方角を確認する
④受け口を切り出す時は、手前と奥の切り口をよく見て
⑤追い口は、受け口のやや上
⑥あまり高いところできると、つるが効かない
⑦つるは、基本は受け口追い口が平行に




切り終わった後の切り株を見て、ああだこうだと検証します。
ちょっと受け口の植えすぎるところを切ったので、つるがあまり効きませんでした。
どうしても、受け口の下をきってしまうのではと不安になり、
知らず知らず上の方になってしまう模様です。

いかに、見えないところにあるチェーンソーの刃先をイメージして、
水平に刃を進めるか。
木を立体的に捉える能力が必要です。

 

保険に関する知識

2011-01-21 15:39:25 | やまちゃん
7月から始まった全28回の自然ガイド養成講座も
残すところわずかとなりました。
24回目は保険に関する知識です。


講師にナレッジコミュニケーションシステムの小林さんに
お越し頂き、保険の始まりから、実際に起きた野外活動の事故に
基づいて事故に対する責任について学びました。

話を聞いていると、保険は賭けていれば安心というわけでも
なさそうですね。
以前に、知り合いからは保険会社は2つは賭けておいたほうが
いいよと言われたことがありました、どれがいい保険なのかって
見極めるのは難しそうですよね。
何が自分にとって必要な補償となってくるか考えないといけない
のかぁ。って当たり前なんですけどね。一度入った保険を変える
のってもったいないって思ってしまうのですが・・・
でも保険の内容をもう一度見直してみようって思いました。

ガイドに限らず、行事を運営する主催者の責任には、事故が発生した
場合「安全確保」と「注意義務」が必ず問われる。
これは、活動する際に必ず確認、考慮しておかなければいけない
部分です。
数人で活動をする場合は、活動側の人々みんながその意識を持って
行動できる体制を作っておかなくてはいけないということを事故の
判例を聞いて改めて感じました。
最悪な事態の話を聞いていると頭が重たくなってきますね。
しかし、起こす前に話を聞いて、事前に触れておくことはとても
大切ですね。


保険の始まりから、現在の保険事情まで小林さんの頭の中には、
ものすごい情報が詰ってそうです。頭の中に浮かんでくるのは
辞書のような活字がずらずらと並んでいるのだろうか。なんて
想像してしまいました。

たのしそうな道具

2011-01-20 14:48:08 | うえだんな

昨日、とても面白そうな道具を見せてもらいました。
知っている人は知っていると思いますが、
ぼくは、実物を見るのは初めてでした。
しかも、随分近いところにあるという事実を知り、
ちょっと興奮してしまいました!!

煙突穴が、こんな風にヤマトみたいについている、
というだけで、なんかそそられてしまいます。

来年度の和みの森で、使う予定です。
楽しみで仕方ありません!!!

氷の国・いぶり

2011-01-20 14:01:07 | うえだんな


2月にイエティにてでかけるポロト湖を見てきました。
折からのシバレのおかげで、しっかりと結氷しているようです。
天気が良いからでしょうか、平日にもかかわらずワカサギ釣りテントの花が咲いていました。

ポロトのスケートリンクはこんな感じです。



一昨年は結氷せず断念、昨年は積雪に見舞われるという
なかなかプログラムディレクター泣かせのリンクです。
(去年の雪は、それはそれでおもしろかった!)
今年は2月20日です。なんとかそこまで持ちこたえてほしいものです。


胆振地方、とくに室蘭~白老~苫小牧の海岸沿いというのは、太平洋側にあるために、
北海道にありながら雪のとても少ないところです。
ちなみに我が家は白老の虎杖浜という臨海地なのですが、
今年はまだ雪かきをしていません…。

一方、北からものすごい冷たい風が吹きさらし、
ただひたすら冷たい風が吹きすさぶ…その気候を利用して、
学校やら公園やらに水を撒いて、スケートリンクを作るのです。
十勝や釧路も、そんな感じです。

ぼくは、10数年前にこの風景を初めて見た時、感動したというか、
度肝を抜かれたことを今でも覚えています。
そして、その風景は、胆振地方ならではの風物詩であり、地域の伝統であり、
実に北海道らしい、そして何よりも美しく、世界に誇れる社会教育だと
思っています。

でも、やはり温暖化のせいなのでしょうね。
「水を撒いた先から凍る」「水を撒いたリンクから、湯気が立つ」
そんなシバレが来るのは、年に1度あるかないか、になってきています。
むしろ、一日中マイナスにならなかったり、雨が降ったりして
「手間暇がかかる割に、スケートができる期間が短くなった」という理由で、
ぼくが北海道に来て以来の10数年の間に
まずは公園のリンクがなくなり、
そして学校の校庭からリンク用のフェンスが消え、
そして水撒きの風景すら見られなくなる、という感じで
またたく間に手作りリンクが姿を消していきました。

確かに、水撒きは大変です。
保護者の皆さんも学校の先生も、夜な夜な水を撒いたのに
翌日解けてた、なんてことはざらですからね。

でも、私がお世話になっている幼稚園では、今でもかわいいリンクが
作られています!



今日も、楽しそうに滑っていました。
お母さんたちが、靴の紐を結んであげたり、
上手に滑れた子の帽子にお星様のシールを貼ってあげたりと
そっちもなんだか楽しそうです。

そんな身近なスケートリンクと地球の現状を
つなげて考えてみたら、
人々の意識も変わるんじゃあないかなあ。