いぶり自然学校

苫小牧軸足をおきながらも、胆振管内各所・いや日高、十勝・・・各所で活動を展開しています。

やっと雪が・・・。

2007-12-31 09:59:38 | うえだんな
久しぶりに、白老の自宅におります。
やっと年賀状の印刷にとりかかることができました。
が、プリンターの速度が遅く、
いつ終わることやら・・・という感じです。
雪も、やっと少しだけ降り積もりました。
この寒波で、少しでも鉱山町に雪が積もってくれればと
祈るような気持ちでもあります。

さて、
そういうことで1週間以上バタバタと動き回っており、
なかなかこのブログを書く時間が作れませんでした。
それは、
それぐらいいろいろとインスパイアされることが多かったと言うことでしょうか・・・。
いろいろと思いをめぐらせている時間が長くて、
ちょっと文章を書くことができなかったというところもあったのですがね。

その中でも、特にすごかったのは、
やっぱり旭岳でした。



青と白しかない、マイナス19度の世界。
そんな神々が遊ぶ庭で、身も心もが開放された子ども達が
嬉々とした表情で遊びまっています。

言葉なんて、プログラムなんて、いらないですね。


こんな「リアルホッカイドウ」をともに経験することできて
本当によい1年の締めくくりになった気がしています。

ぼくたちがこれから作っていきたいのは、
こんな瞬間なんだよな。
その瞬間を作るために、いろいろいろいろいろいろやるんだよな。
それは、確かに大変だけど、つらくはないな。
だから、これからも頑張れるな。

そんな、いろんな思いや目標みたいなものが
ビシッと一致したような時間を過ごすことができました。

月並みですが、
やっぱり北海道ってすごいですよ。
子ども達、子どもを取り巻く大人って、
光り輝いていますね。

そんな瞬間、そんな時間が
少しでも長く続くよう、
自分ができることを頑張りたいと思いました。


ということで、
今年も大変お世話になりました。
皆様のお陰で、こうやって我が家でもお正月のおもちを
ささやかに準備することができます。
来年も、相変わらずお世話になりっぱなしだと思いますが、
ひとつよろしくお願い申し上げます。

雪、鉱山に積もれ!!









今年も終わり

2007-12-30 18:50:06 | うえだんな
みすたーです。

今日はふぉれすと鉱山の仕事納めでした。
明日からしばらく冬休みです。

懸案のカブト椅子も昨日仕上げましたし、心残りなく1年を終えられそうです。
ちなみに、今日は一日カブト椅子に座って仕事しております。
いやあ、何だか仕事がはかどる気がしますね。

年明けは登別校のスペシャルキャンプです。
白鳥ヒュッテという、日本でも一番古い西洋式の山小屋の一つに泊まる予定です。
ここ数回はイエティにちょこっとしか関わっていませんでしたので、今からとても楽しみにしています。

そんなこんなで充実した一年を送ることができました。
このブログを読んでくださっているみなさまをはじめ、たくさんの方々に支えていただいたおかげでございます。

ほんと、今年はたくさんの新しい方に出会った1年でしたよ。
みなさま、本当に感謝しております。

皆様、どうぞ良いお年をお迎えくださいね。
来年もよろしくお願いいたします。

それではまた来年!

年末

2007-12-29 00:26:38 | うえだんな
登別や大雪では、冬キャンプが続いている年末ですが、黒松内は一足先に年末年始休暇に入りました。 山村留学生達は帰省し、代わって私達の実の子ども達である20歳以上の連中が帰って来てます。 大きくなってもゴロゴロしているので、MRKさんは やはりお母さんをやってます。

雪はとてもすくないですが、予報では明日以降に降りそうですね・・。

PS これで みすたーに投稿数が並びました。そのために書いた今晩でした。

サンタクロースは・・・

2007-12-24 22:16:38 | うえだんな
子ども達は一生懸命に手紙をサンタさんへ書きました。
サンタさんが見えるように 手紙を窓の側におきました。
一日目 学校から帰って来ても 机の上に手紙はありました。
ちょっとがっかり・・・

でも 次の日 手紙がなくなりました。
「サンタさんが 持ってったあ!」と大喜び。
すかさず・・
「いい子にしてないと プレゼント来るかどうか わからないよ」とMRKさん

そして、今朝・・もちろんサンタさんの話題で盛り上がりました。

「私が山村留学していること知っているかなあ」
「学校でY君が、サンタは親だって言っていたよ」
「煙突がなくても入ってこれるのはどうしてだろう」

「サンタさんは いるよ」
そんな彼女たちに私は 何でもないことのように応えました。
「黒松内は 牛にのってくるんだぜ」 とMRKさん

「みんなにプレゼントを配るのに・・・じゃあ 何人いるの」

「あのねぇ、サンタさんは大きなエネルギーみたいなもんで、地上に降りるときにわぁ~とたくさんにわかれるんだ。だからね 数えきれないくらいにサンタさんはいるんだ」と私・・・

「エネルギーみたいなもんだから、窓もドアもすりぬけらるんだ」

サンタクロースは、愛の姿・・・
今晩は世界中にサンタクロースが降りてくる・・・

でも・・降りてこない子ども達も 世の中にはたくさんいる。

***
年末年始の帰省前に、いくら言われても掃除をしなかったのに、今日は自分の部屋だけではなく、居間まで掃除機をかけ、電気の傘を拭いてくれました。そして、年明けキャンプの準備も済みました。いつもより「にわか良い子」なイブの夕方でした。

私も サンタさんが来れる、子ども達が寝静まる時間まで 門番してなければあ・・・

ねむたいなあ・・・

Summertime Beetle Blues

2007-12-24 20:30:53 | うえだんな
みすたーです。

この写真に写っているもの、何だかお分かりでしょうか。
ええ、誰がどう見たって椅子ですよね、もちろん。

昨日今日とふぉれすと鉱山で「木の枝の椅子作り」なるプログラムが開催されていましてね、スタッフというより参加者として加わっておりました。
講師はあの「モモンガはかせ」ことwoodyhouse desingsのヒヤマトモヒロさん。
今年ねおすから独立した、新進気鋭のデザイナーさんです。
http://www2.ocn.ne.jp/~woody-h/

丸々二日、久々にものづくりに没頭しましたよ。
自分の世界に入りすぎて、話しかけられない雰囲気が漂っていたそうです。

そんな世界から生まれたのがこの椅子です。
背もたれの方から撮影してみました。
モチーフはこの夏鉱山町で保護された、あのカブトムシです(10月28日のイエティ魂をご参照くださいね)。

立派な角はもちろん、脚もちゃんと6本あります。
材はニセアカシアだけを使いました。外来種つながりというこだわりです。
「全ては木が教えてくれる」というヒヤマさんのお言葉通り、迷うことなく製作が進みましたね。

カブトムシへの追悼の意を込めて、外来種の哀しみを表現しております。
というわけで、この椅子は「Summertime Beetle Blues」と名付けました。

刃物であちこち流血し、右手首が腱鞘炎気味になるほどがんばった甲斐あって、自分では満足のいくものができましたよ。


あと問題なのは座り心地だけですね。
いや実はね、座面の枝をまだ固定していないんですよ。間に合わなくてね。
ちゃんと今年中には仕上げるのが目下の目標であります。

天国のカブトムシさん、楽しみにしていてくださいね。

それではまた。

美瑛・大雪青少年交流の家にて

2007-12-23 21:04:22 | うえだんな
今週は、ずっと美瑛・白金温泉の
大雪青少年交流の家に張り付いています。

横浜・東京から来た子達と
4泊5日のキャンプをするのです。

お昼に旭川空港で出迎え、車で移動しました。
もう、空港を出たところから雪遊びが始まるほど
とても外あそびが好きな子達のようです。

施設についてからも、あたりが真っ暗になるまで
雪で遊びました。
なんかこう、都会の子・・・という先入観があるからなのか
どんな子達が来るんだろう、と思ったりしていました。
でも、
とにかく、外あそびにとっても前向きな明るい子達です。
ぼくも、本気になって雪遊びをしました。
(まあ、いつものことなのですが)
やっぱ、大雪山は雪がたくさんありますよ。

明日は、テントを外に張って、
野外泊にチャレンジします!

登別漁港

2007-12-22 09:32:52 | うえだんな
昨日、ふぉれすと鉱山の食堂で一服していたら、
「うえださん、これたべなさい」
とタラコを醤油で煮付けたものやら、アラ汁やらがどんどん出てきました。
とてもおいしく頂いたのですが、
このお魚は一体どこから来たの?と聞くと、
なんと登別漁港から、というではありませんか。

料理を出してくれたのは、
いつも食事作りでお世話になっているお母さん。
今の時期、スケソ(スケソウダラ)のシーズンで、
魚の網外しを朝手伝っているのだそうです。

そう、登別には小さな漁港があります。
正式には、白老町なのですが・・・。
最近通販などで人気の「虎杖浜タラコ」は、
この港から上がったタラコを使っています。

「うえださんも、てつだいにくればいっしょ~。朝早いけど」

その言葉、待っていました!!
「朝早い」、上等上等。
12月中はもうムリなので、
年明けにでも早速行ってみようと思います。

明日から、冬キャンプの始まりです。
一週間ほど、大雪方面に出かけます。
これも、楽しみです!

北海道サマースクール構想!

2007-12-20 00:21:52 | うえだんな
先週の金曜日より、あっちこっちをぐるぐる動き回っておりました。
そして、私も大雪山で開催された
「北海道における自然体験活動(長期滞在型サマースクール開催)を通じた地域連携のためのコアリーダー養成会」というワークショップに参加&お手伝いをしてきました。

サマースクール。



夏休み、あるいは冬休みは自然豊かなところで
親元を離れて中長期生活する、という教育手法は
大なり小なり、いろんな方法で進められてきました。
諸外国では、そういった教育手法は社会に浸透しており、
カナダでは8割の子達が参加しているとか、
1兆円産業となっているとか、まあいろいろあるのですが・・・。

(サマースクール、という言い回しは、カナダ人にとっては「補習授業」っぽい
言い回しなんだそうで・・・。ぼく達がイメージしているのは、サマーキャンプ、とかサマーエクスペリエンス、とかそういう言い方なんだそうです)

それを北海道全域で展開しようではないか!
そして、夏休みは、日本中の子どもを北海道でサマースクールに呼ぼう!

そんな、いわば北海道を「サマースクールアイランド」と見立てるような
しくみは作れないものか、ということを
いろんな人たちと熱く語ってきたわけです。

ずいぶん前、この構想を聞いたときは、あまりにも大きな話で、
「んなあほな」と思ったりしていましたが、
いやいや、この話・・・いろいろと考えると考えるほど、
今の社会をよい方向へ向かわせる起爆剤になりえる!と
確信を持つようになりました。

もし、そんなしくみができたら。
もし、そんなしくみ作りにかかわることができたら。
もし、そんなキャンプを作ることができたら。

なんだか、ワクワクしてきています。
帰りの車や電車の中では、
「あれはこうしよう、これはこうできるかも」
なんて、勝手に妄想を広げてひとり盛り上がっておりました。

それを、いつかは実現したい!!





お姉ちゃん

2007-12-19 16:21:54 | うえだんな
突然ですが、私には2人の姉がいます。
私は3姉妹の末っ子。

子どもの頃はそうとう甘えん坊だったと思います。
すぐ泣くし、ふてくされるし、、、

あの頃は姉も子どもだったから、腹立ったろうなぁ。
よくケンカをしていました。
でも、やっぱりお姉ちゃんでした。
(ちなみに今は仲良しです。)

話は変わって、最近のぶなの森自然学校の山村留学生について。

2年目の子が最近、本当に変わったなぁと感心しています。
言葉や素振りが違うのです。なんというか、
自分のことだけを考えていたらでてこない言動なのです。

我慢したり、主張したり、思いやったり、お手伝いをする。
成長した?大人になった?落ち着いた?

なんと形容したものか、いまいちピンと来ませんが、
家族の中のお姉ちゃんだぁ と思うのです。

来年の4月からは都会に戻り、中学生になると思うと
私でも色々な思いが沸き起こります。

でも、きっと子どもたちを送り出している親御さんや
今、一つ屋根の下で暮らしているたかぎぃやまりこさんは
もっと 感慨深いんだろうなぁ。




外に行きたくなるような外

2007-12-11 22:44:23 | うえだんな
今日、白老のすくすく3・9にて
今週末に開催される事業の打合せをしました。

ここ白老町、実は冬もあんまり雪が降らなくって
どっさり積もる雪で遊ぶ機会って
あるところまで出かけないとできないことが多いです。

なので、特にこの時期は
外には雪がなく、ひたすら寒いだけです。
雪かきをしなくてもいい、というのはありますが
子どもは雪で遊ぶことがなかなかできず
ディレクター泣かせの時期であります。

そんな中、いろんなお話を皆さんとしていたのですが、
話し込んでいくうちに
「子どもが外に出ないではいられなくなる外って、どんな外?」
という話へ展開していきました。

非日常的なものをおいておけば、みんな珍しがって寄ってくるだろうけど、
でもそれは毎日できないし、
かといって簡単なものは飽きちゃうし、
これって結構難しいのです。

特に、すくすく3・9は乳幼児とその保護者(お母さん)の
来る場所ですので、
もし何かを設置するとしたら、本当にしっかりと
作りこまないといけません。

そんな話をしていると、もういろんなアイデアが出てきて
とても楽しいのですが、
いざやるとなると・・・いろいろと課題も見えてくるわけで・・・。

施設管理と、子どもの遊びのバランスって、
本当に難しいものですね・・・。