いぶり自然学校

苫小牧軸足をおきながらも、胆振管内各所・いや日高、十勝・・・各所で活動を展開しています。

コーザン卒業

2008-03-29 18:02:58 | うえだんな
上田です。

ということで、私は今年度を持ちまして
ふぉれすと鉱山への派遣業務を終了することとなりました。
今後は、
ねおすの新しいサイト「いぶり自然学校」を立ち上げ、
今までふぉれすと鉱山で積み上げてきた実績やネットワークを活用して、
より細かく、より広く、そしてよりいろんな世界へ
自然体験活動の可能性を広げていこうと思っています。

もちろん、その中で「イエティくらぶ」はしっかりやります。
今まで以上のボリュームを用意して、進める予定です。
そして、今まで以上の「イエティソウル」をアツク燃え上がらせて
皆さんをお迎えしますよ!!


・・・ということで、6年間お世話になったふぉれすと鉱山も
今日で卒業です。
これから、みんなが送別会なるものを開催してくれるので、
そこに御呼ばれします。
ぼくやもんきーが鉱山を去ることを聞きつけた方が
わざわざお越しになってご挨拶いただいたりして、
こちらのほうがかえって恐縮するようなこの数日を
送っております。

6年間、ここに置かせてもらった荷物などを整理しました。
さぞかし、たくさんあるだろうと思い、山のようなダンボールを
もらってきました。
が、あんがい少なく、すっきりと収まってしまいました・・・。

教育委員会や、施設の周りにお住まいの方々に
あいさつ回りをしました。
人生の大先輩であるおじいちゃんたちに、
「お世話になりました」なんて頭を下げられ、
なんかこう、嬉しいやらさみしいやら、そんな切ない気持ちになりました。

ボランティアで来てくれたおねえさんから
お手紙をもらったり、贈り物をされたりして
照れくさいながらも、改めて彼女達の成長ぶりに
心が温かくなりました。

ここまで無事にやってこれたのは、
皆さんの愛のお陰です。
この場を借りて、深く深く御礼申し上げます。
ありがとうございました。

さあ、送別会のあとは、
キャラバンキャンプ!
明日も子ども達が待っています。頑張ろう!




年度末

2008-03-23 22:32:17 | うえだんな
すみません。なかなか投稿できず、時間ばかりが過ぎています。

年度末を迎えております。
世の中、いろいろなものが一区切りつきつつあります。
大相撲も千秋楽を向かえ、
アイスホッケーアジアリーグも終わり(祝!王子製紙優勝!)
一方、パリーグは開幕しました。

ふぉれすと鉱山にも、ひとつの区切りが訪れています。

今日、ふぉれすと鉱山の運営会議が開かれ、
来年度よりふぉれすと鉱山で働くことになったスタッフが紹介されました。

そして、ぼくともんきーは、鉱山卒業です。
目下、その準備に追われています。
立つ鳥あとを濁さず。
残していいのは思い出だけ。
美しく、さわやかにバトンタッチをしたいものです。

それにしても、
今週は怒涛の日程だ!!
身体を壊さないよう、気をつけたいものです。

まんぷくfinal

2008-03-16 11:00:00 | うえだんな
こーざん・まんぷくキッズという
自然体験型夕方自主保育団体があります。
毎週木曜日、幼稚園や学校前に車で迎えにいき、
鉱山で晩御飯前まで遊んで、
そして各家庭にまでお送りする、という
実に理想的な活動をお手伝いさせております。

が、いろいろな事情が重なりまして、
今年度で第1章が終了することになりました。

この活動を通して、
ぼく達は本当にいろいろなことを学ばせてもらいました。
小さな子ども達の自然に対する考え方や思い、
そしてそこに子どもを出してくれるお母さん達の思い。

そういういろんな思いや願いを上手に紡いで
週に一度の活動、という「作品」を作り続けていた、
そんな感じです。

そして、それらは
記録という形には残るものの、
子ども達の中にはよい意味でカタチに残らず、
(経験、という、無形のハラにたまるものがある、という意味です)
毎回1が0になって鉱山にやってくるので
ぼく達も毎回毎回新しいものを生み出していくような
そんな実にクリエイティブな時間を過ごしていたような気がしました。

そして、この前鉱山で開催する最後のまんぷくキッズが
あったのですが、
そこで、ついに「本気の雪合戦」が繰り広げられたのですよ。

まんぷく始まって以来の「団体戦」であります。
ぼく達は最初にちょっとだけ説明したけど、
あとは子ども達の思いで動きます。
作戦を練ったり、役割を確認したりと
自分のできること、相手ができること、相手が思っていること、
そんなのをひとつのルールやロールに落とし込んで、
みんなが楽しく過ごせるあそびを、みんなで考え出していたのですね。

これは、嬉しい出来事でした。
ここまでは、自分の思いを達成できるような自由あそびが多かったのです。
自分のやりたいことを、やりたいだけやる、というのが
まんぷくのスタンスだったんですね。
だから、同時多発的にいろんなところであそびが展開され、
それはそれでとても楽しかったのですが、
そのそれぞれの活動が響きあい、つながりあって、
ひとつの新たな動きを生んだのです。
それを、
幼児や小学校低学年の子達がその場の「必然」として生み出したんですよ。

「あぁ、こうやって人はあそびから学ぶんだ」と
すごく判った気がしました。

来週の木曜日が、いよいよファイナルです。
なんと、みんなでバス遠足に行きます。
行き先は、そう、ぶなの森自然学校です!
楽しみです!






白老の鍛冶屋さん

2008-03-12 10:15:20 | うえだんな
いやはや、とてもすごい人にお会いすることができました!
とても、興奮しております。

ふぉれすと鉱山の仕事で、
スクレーパー、
つまり木材の皮むき器(巨大なジャガイモの皮むき器みたいなやつ)が
必要になりまして、
それを作ってくれる人を探していたらしいんですね。
そしたら、そんな人が白老にいて、
注文したから、その様子を見てきてくれって言う話になり、
聞けば上田家から車で5分のところだ、ってうんで
早速行って来ました。

75過ぎのおじいさんです。
本当の鍛冶屋さんです。
町内会長もしています。
うちの奥さんの学校の近くです。

作業場に案内されました。
もう、あっちこっちに・・・分かるような、分からないような
手仕事道具がうずたかく積まれています。
もう、こういうのが大好きなぼくには
たまらない空間であります。

いやあ、素晴らしいなあ。
おじいさんも、はつらつと話を聞かせてくれます。
国鉄で技術を身につけ、
昭和45年に白老に移り、
ずっと漁船の部品や、温泉の床暖房のパイピングを
していたそうです。
今は大きくはやらないんだけど、
皮むき器ぐらいならすぐできるんだって。

この動乱の現代社会において、
独自に技術や機械を作り出し、
「アイデア一本でここまでやってきたんだ」と
ちょっと胸を張って仰る姿は、
涙が出るほど、実に男らしいのですよ。

「響きあう」って、こういうことなのでしょうか。
1時間近く、楽しいおしゃべりをさせて頂きました。

本当に、こういう人とめぐり合えるのって嬉しいですね。
先週の木育ミーティングでも、いろんな人にお会いし、
かなり刺激を受けましたが
こんなすぐ近くで、こんな偉大な方とめぐり合えたのには
本当にビックリしました。

まだまだいろいろな「宝」にめぐり合えそうです。
ワクワクしますね。




札幌赤レンガ

2008-03-08 21:41:47 | うえだんな
昨日の話ですが、
札幌赤レンガで開催されたとある研修会で
1時間ほどお話をさせていただく機会がありました。

ピンチヒッターで登場することになったのですが、
子どもの前のディレクションならともかく、
歴々の大人の方の前でお話をする、なんていうタマではありませんので、
この手の仕事は、本当に難しいですね。
一方的にしゃべるというのは、
実はものすごい高等技術が必要なんだな、と
何度やっても思います。

なんか、しゃべっているうちに舞い上がってしまうんですね。
で、だんだんとナニを話しているのか分からなくなっちゃって、
でも強引に話を本論に戻そうとするから、
余計に分かりにくくなっちゃったりして。

与えられた与件、というか
しゃべるべきことはしゃべったのですが、
上手にしゃべれたかどうかは、はなはだ不安です。

折に触れて、いろんな人の話す様子や芸を見て勉強しているのですが、
なかなか身になりません。
でも、こういうのは身につけるものではなくって、
自分の体からにじみ出ないといけないんだろうなあ。
そういう意味では、ぼくにはまだまだにじみ出るだけの経験が
少ないのでしょうね。
もっともっと、いろんな修羅場をくぐらないといけないなあ、
と感じた一日でした。

今月、もうひとつ、そんなお仕事がありますので、
今回の経験を生かして、うまくやりたいと思います。

あぁ、あと、
多分、「赤レンガ」というのが緊張する大きな原因だったかも。
あそこが、そんな研修をする場所だということを知ったのは
つい最近でした。
てっきり、京都や奈良のお寺のような
遺産だと思っていました。
現役の会議場なんですね。
おみそれいたしました。

ケータイフケータイ

2008-03-06 10:46:14 | うえだんな
今日の朝、もうあと少しで鉱山に着くぞ、というときに
携帯電話を持っていないことに気がつきました。

やむなく引き返し。

余分なガソリンを使い、余分な時間を費やしてしまいました・・・。

ご存知の方もいると思いますが、
ついにこの鉱山町にも、携帯電話のアンテナが立ち、
FOMAがエリア内に入ったのです。
で、いろいろな方からのお電話が携帯に入るようになりまして、
重要な仕事道具になりつつあります。
ほら、こんなブログを書いているそばから
携帯がブルブルうなっています。
(Kさんの「今日のまんぷくはどこにいきますぅ?」という連絡でした。
連絡ありがとうございます)

つい最近までは、携帯電話の番号なんて
プライベートなものとしてあまり出回ることはなかったんですが、
いまや事務所や自宅の番号よりも
オフィシャルなものになっているのですね。

つまり、
ガソリン代をかけて、時間をかけてでも
とりに戻らなくてはならないものなんですね。

便利になりつつあるこの鉱山町ですが、
「あ、ケータイ忘れた。でもいいや」と言っていた
この秋までの雰囲気を、ちょっと懐かしく感じる瞬間でした。

濃密な一日、濃密な人生

2008-03-02 23:23:01 | うえだんな
本日、今年予定されていたイエティくらぶが
無事に終了いたしました。

最後、子ども達と、迎えに来た保護者の皆さんと一緒に
一年を振り返る簡単なスライドを見ました。
この6月に始めたこの活動。
子ども達の顔の様子や、背の高さが今と全然違うことがわかります。
それとともに、
ぼく達も今とは全然違っていたんだろうなあ、
その頃はさぞかしあたふたしていたのだろうな、と
やや気恥ずかしく感じたりしていました。

ともかく、今シーズンの大仕事であった
イエティくらぶを無事に終えることができ、ほっとしています。
来年度の計画を、早くお知らせしたいものです。
思えば、本当にいろんな人に関わっていただいたなあ。
来てくれた子どもの数の、何倍ぐらいの人と話をして、
調整をして、メールを送って、やり取りしたんだろう・・・。
全ての人、全てのモノに深く深く感謝した一日でした。
この場を借りて、皆様に厚く厚く御礼申し上げます。
ありがとうございました。

そして、
終わったと同時に
札幌からネオツーリズムを学ぶ人たちのエクスカーションが
やってきました。
頭をすぐに切り替えて、アカデミックな話に耳を傾けます。
これもまた、大いに食べ、大いに飲み、大いに語ります。
モモくらのみなさんも、お越しになった皆さんも楽しげです。
そして、内容が濃いです。

そのスキマを縫って、メールをチェックすると、
またいろんな濃いメールが届いてます。

明日も、午前・午後と飛び回る、濃い一日となりそうです。
今日食べた「バケツプリン」の味も濃厚でした。
ぴかちゅうさん、ありがとうございました。
来てくれて、ぼかぁとってもうれしかったですよ。
あぁそうだ、濃い内容の原稿も書かないといけません。

ちょっと先の予定を見渡しても、
一つ一つの予定がかなり重要です。

そんな、濃い日々がしばらく続きます。