1泊2日で「けものキャンプ」という活動を展開しました。
野山のウサギやシカのあしあとを追いかけたり、
エゾシカの角で工作を作ったり、
エゾシカの料理を作ったり、
猟師の方のお話を聴いたり、
要するに、「本物のけもの」には出会えなかったのですが、
いろいろなパーツを見ながら本物をイメージするキャンプでした。
そりゃあ本物に出会えたら、それに越したことはないのですが、
でも、あんまり簡単に野生動物に出会えてしまうのも、ちょっと良くないなあと思っています。
よくよく野生動物のことを勉強して、
十分にイメージをふくらませて、じっと目を凝らして、
寒い中ずっと待ち続けて、やっと2秒ぐらい動物がちょろっと姿を見せてくれる、ぐらいが
ちょうどいいんじゃあないかなあ、人間と野生動物の距離って。
ということで、スタッフのみんなには
「いかに見えないものをイメージさせるか」というスタンスを取るように指示をしてみたものの、
これ、結構難しいですよね。
果たしてうまくいくのかなあ、と若干心配でしたが・・・。
子どもたちは、角やお肉、毛皮、猟師さん、わな、写真、というパーツから
グングンとイメージを膨らませ、十分に野生動物の世界を楽しむことができたようです。
上の写真の子は、角でアクセサリーを作ったのですが、
なんだかテンションが上がってしまい、頭に角をつけて「シカだ」「いやオニだ」と
イメージをひとしきり楽しんでました。そんなのが、いいですね。
でも、やっぱり本物を見たいよね。
だから、今度は、ちゃんとホンモノを見せてあげるよ。