いぶり自然学校

苫小牧軸足をおきながらも、胆振管内各所・いや日高、十勝・・・各所で活動を展開しています。

足湯ガイド

2010-08-29 11:30:16 | やまちゃん
登別といえば温泉。
昨日から温泉街では、地獄温泉が開催され賑わっている
ようです。
駐車場には鬼の顔のお神輿が並んでおり、閻魔様の山車が
倉庫に止まっています。


今日は佐賀県からお越しになっているお母さん、お子さん2人を
天然足湯へご案内することになっていました。
が!!しかし・・・
水温が高くすぎて危険ということと、足湯ポイントにスズメバチ
の巣が確認されたということで立ち入り禁止との情報が届きました。
何とも残念・・・


急遽コースを変更してのご案内です。
登別の温泉が沸く地獄谷へ行き、ホントに暑いか実証してみたり
散策中には、小さなトカゲや縞々のしっぽの青いトカゲを発見。
この縞々のトカゲはデカかった。
一度逃げたトカゲをもう一度捕まえ、そっと手を広げると
私の手の中にはしっぽしか残っていませんでした。
しっぽがまだ動いています。
あたりを見回すと、しっぽをなくしたトカゲがこっちを
見ております。ごめんなさい。


大湯沼では、足湯はできませんが泥パック体験。
温泉では温泉水が飲用できる場所があります。

その温泉水を沸かして、たまたま落ちていた?クマザサを炒った
ものにプラスシラカバ、お茶の葉で「登別温泉ブレンド茶」の
できあがり。
お茶をすすりながら、大湯沼でひと休み。


自然散策でリラックス、お茶わん1杯分のカロリーを消費しつつ
、温泉を体の中にも取り込んでもらい、温泉に入る以外の体への
効果、登別温泉を楽しんで頂きました。


急遽コースの変更、参加者など、ガイドはいろいろな条件の中で
手を替え品を替えて満足させる、まさにエンターテイナーですよね。


グランマ

2010-08-27 14:20:15 | うえだんな


白老の街中にある、「グランマ」という定食屋さんに行ってきました。
「グランマ」、聞いたことありますか?
白老の商店街を活性化させる、おばあちゃんたちの笑顔を作り出す、
そんなことを目標にして、
白老在住のおばあちゃんたちたちが集まって、
コミュニティビジネスという手法で
なんと自力で資金を調達して山菜料理の定食屋さんをやっているんです。

お昼ごはんを食べて、ついでにいろんな話を聞いてみようと思って
行ってみたところ、なんか賑々しい雰囲気と、
知り合いの苫小牧民報の記者さんが
「ウエダさん、惜しかったね」と。

何の話だと思って聞いていたら、ぼくの前に来店した方が
オープン以来1万人目のお客さんで、
プレゼントをもらうところでした。
そう、ぼくは10002人目です。

左の方が、代表の小澤さんです。

日替わり定食を頂きながら、とても興味深いお話を聞かせていただきました。

役場とか、どこかの公的機関の手助けや助言をもらうことなく、
2人のおばあちゃんが本当に自力で企画をして、資金を調達して、仲間を募って、
お店をはじめたのだそうです。

もともと、20年ほど前に、おばあちゃんたちを狙った
悪徳商法から身を守るために始めた運動がきっかけとなって、
消費者協会を作ったりしていたお母さんたちが、
「いつかはこんなことをやりたい」と思い描いていたことを
今やっとやっているのだそうです。

ぼくたちがやりたいなあと思っていることをずっとずっと前から
考えているおばちゃんたちがいる、というのは、
まったく敬服、というかおみそれいたしました、というか、
すごいことです。
「わたしは、絶対にいけると思っていた」
という見通しと確信もあった、といっていました。

そして、ぼく自身の今やっていることとか、いろんな自己紹介を
させていただいたのですが、ひとしきりお伝えした後、
「あんた、コーディネーターやってんだね」
と仰っていただき、なんかとってもびっくりしてしまったなあ。
まさか、80歳近い方にそんなことをサラっと言われるとは。

そのほか、いろんな夢のある話をさせていただき、
とっても楽しいランチとなりました。

グランマの詳しいきさつは、苫小牧民報の中橋さんが書いた記事をご覧ください。


植物の楽しみ方

2010-08-27 14:04:42 | やまちゃん

8月もお盆を過ぎ、登別自然ガイド養成講座再開です。
3回目の今日は植物の楽しみ方。
NPO法人モモンガくらぶの松原さんにお越し頂き
植物とは?から始まり、学んでいきます。
遠い昔にこれ習ったよなぁ~・・・という久しぶりに聞く
用語がありました。


タンポポ1つの花の花びらは何枚でしょう?
季節になると良く見かける植物。しかし知らないこと気づいて
いないことってたくさんありますね。
気になった方は、春になったら虫めがねでのぞいてみて下さい。


植物は人間よりも早く地球上で暮らし始めて、いかに質のいい種を
残すために姿かたちを変えてきました。ですから、今もなお少しずつ
進化し続けているということになるわけです。
植物の受粉の方法、種の残し方の説明を聞いて、考えられているなぁ
と関心してしまいました。


自然をガイドする際、植物の名前を伝えるだけではなく、生息方法や
植物を通して人や動物との関わり方、特徴的なトピックを話すことに
よって話題に厚みを持たせ、様々なつながりが見せることができます。


今まで見ていた景色の視野を広げさせる、立体的になるように感じてもらえる
ような案内ができるように、じっさい自分の足で歩き、見て触って引き出しを
増やしていきたいですね。

森でちょこっと すくすく

2010-08-24 17:45:57 | たしゆ
 白老のNPO法人お助けネットが行っている
小学生のアフタースクール 「森でちょこっとすくすく」やってきました。

 「大工道具を使って、なに作ろう」だったので
雑木林に使う看板をつくりました。

のこぎりで切って、やすりを使って
ピカピカに磨き上げます。

雨だったので、玄関先での作業になりました。



みんながんばって、ツルツルになりました。

・とんかちで釘を打って、看板を作るチーム
・看板のポスターを書くチーム
 に分かれて作業分担しました。

「ガラス きけん」
「ウルシさわるな」
「どんぐりの苗」

 ガラス危険のポスターは、とってもおっかなく
人間から血がドバって、噴出している絵つきです…

 気をつけよう…と思ってしまうような看板ができました。


森づくりはモノづくり・ひとづくり

2010-08-22 16:17:07 | うえだんな
和みの森での活動を進めていきますと、
やはり木材とか丸太とか、大物を運ばざるを得ない状態になります。
しかし、そのたびにトラックを借りるのは、
手間もかかるし、人手もかかるので、ちょと大変です。

そこで、わたくし、ある決断をしました。
大荷物を運ぶ専用の車を作ることにしました。
ナンバーも、取得してしまった!!



和みの森の相原会長の指南によって、作成します。
実は相原さん、車のエンジニアなんですね。
自宅に、道具一式とガレージがそろっています。



これで、ヒッチメンバー(車の後ろにつけるやつ)があれば
だれでもトラックの運ちゃんになれます。

あと、コンテナの製作も順調に進んでおります。
新進気鋭のコンテナデザイナー・木村さんの手によって
絵が描かれております。



私も少し。カーボンコピーだから、誰でもできるはずですが、
やっぱり、ものがモノだけに、緊張します。



下書きは、こんな感じとなりました。



春先に、多くの方と一緒に考えた絵のデザインが、
木村さんの手によって集約され、ひとつの形となりつつあります。

こんな感じで、
森づくり、という言葉によって集まった人たちと、
いろんなモノづくりを始めています。

そして、そんなものづくりでまた人と人がつながって、
人づくり・まちづくりになっていくんだと
ちょっと感動してしまいました。

これから、どうなるのかな?楽しみです!

和みの森のシーズン

2010-08-19 20:00:31 | うえだんな
夏休みが終わったころから、
ぼくたちは和みの森での活動がピークを迎えます。
たしゆが、あれやこれやとこまごまとした手配仕事に追われています。

そんな中、和みの森ブログもちょこちょこUPしてくれています。
今はイチゴのシーズンですね。
今年は、例年になくプリップリに実っているみたいです。

そうそう、9月下旬には、
和みの森の周辺で、コープさっぽろがギネスに挑戦する、
なんていうイベントも控えていまして、
そのお手伝いもすることになりました。
細かいことは、またお知らせしますね。

その他、いろいろとイベントがありますので、ご興味のある方は
ぜひ和みの森運営協議会の会員に登録ください。

苫東・和みの森運営協議会ブログ

でかいぬけがら

2010-08-18 21:03:43 | うえだんな


今日、伊達の森に下見&打ち合わせに行ってきたのですが、
そこに、こんなのがゴロゴロ落ちていました。
普段エゾハルゼミなんかのぬけがらを見なれているので、
このでかさ、そしてツヤ・ハリはかなり迫力があります。

ん?でも、これ、見たことあるぞ?
小さいとき、なんか見たような…。
と思っていたら、頭の上から、「ミ~ンミンミンミン」という声が。

そこでまた、ん?
この鳴き声、北海道に来てから、聞いてないな。
あ、でも、鉱山にいた時、この声を聞いて、みんなでがっかりしてたっけ。
「ついに、昆虫の世界にも地球温暖化の波が…」なんて言ってたな。


馬旅キャンプ

2010-08-18 16:27:43 | やまちゃん
十勝・清水町にて1週間、馬と共にすごす「馬旅キャンプ」が行われました。
初日。ここは北海道!?というぐらいの猛暑。
本州から参加した子どもたちは「北海道って涼しいんじゃないの?」
って思ったんじゃないかなぁ。


北海道組、本州組が牧場に集まり、いよいよ馬旅キャンプスタート!!
一日目は緊張していて、みんな少食なのでは・・・。
そのような心配はいらなかったようです。
明日からの馬とのくらしに備えてなのか、もりもり食べていました。
夜はわらを敷いてフカフカにした馬小屋の2階で寝まーす。


昨晩みんなで話し合って決めた旅を共にする馬、そして一緒に馬の世話
や旅をするパートナーが決まりました。


馬と仲良くなるための世話の仕方や、馬を連れて歩く「引き馬」のときの
接し方を次郎さんに教えてもらっています。
自分より大きな体の馬にキンチョーしながら上手く操れるようになろうと、
みんながんばって練習しています。


3日目になると、子ども達同士打ち解けてきました。
ごはんは薪ストーブと羽釜を使って炊きます。
子どもも火をいじるのがだ~いすき。ごはんを炊くメンバーが徐々
に増えてきました。

話し合っているわけではありませんが、毎日必ず誰かはごはんの
準備を手伝いに来てくれるようになりました。みんなありがとう!
お手伝いをしながら、家庭科の宿題をキャンプ中に終わらせてしまおうと
いう子がいました。
その子は宿題が終わり、私は食事の準備が助かるという一石二鳥だわ!


5日目。
いよいよ練習の成果を見せて、馬旅へ行けるかどうかの試験の日。
私が食事の買出しから帰ってくるとすでに試験が始まっている様子。
全員揃って馬旅に行こう!がんばれ~!!

SMKから自分達の合格の報告、そして「全員合格!」と大きな声で
誇らしげに私に教えてくれました。
思ったように馬を操れなかったりしながら、チーム間で協力して得た合格
はものすごい達成感を与え、仲間同士の絆がさらに深まりますよね。
とにかくみんなうれしそう!やる気に満ちた表情をしております。



お昼ごはんを食べ、旅の準備を整えていざ出発です。
天気は快晴!しかし旅をするには暑そうだ。。。
みんな、良い旅を!

私はゴール地点、今日泊まる丘まで荷物を先に運び、みんなの到着
を待ちます。
子ども達の姿が見えてきました。向こうも私たちに気づき手を振りながら
大きな声で名前を呼んでいます。
旅を満喫している雰囲気が伝わってきます。



丘に到着したときの子ども達の晴々した表情、それにプラス街全体、
遠くの山々と丘から広がる美しい風景、一面に広がる牧草畑から
私も爽快な気分にさせてくれました。
みんなお疲れさま。


馬とのくらしが中心の1週間。子ども達の馬の接し方、馬との距離がみるみる
近くなっていき、担当した馬を大切にする、愛おしい気持ちが生まれ、少しでも長く
馬との時間を過ごすようになっていました。
そして仲間やスタッフと共に過ごし、信頼関係や様々な気づきを得るなど、それ
ぞれがたくさんの刺激を受けて十勝を出発です。


みんなと一緒に過ごすことができて、楽しかったです。
またもっと馬と寄り添えるようになって、素敵な旅ができるといいね。

キャンプの隙間

2010-08-08 22:21:19 | うえだんな


ニッポンの冷蔵庫キャンプ、無事終了いたしました。
今日なんかはものすごく暑いのですが、このキャンプ中は
しっかりと冷えており、冷蔵庫という名に恥じない空気を堪能することが
できました。

・北海道の冷涼な気候をまずは堪能
・そんなまちで作られている食糧は?
・それが、食品になるには?
・そんな、食糧から食品まで、が大樹町という「冷蔵庫」に入っている

そんなスジを一本とおしつつも、全体としてはかなり緩やかな時間を
設け、生活も子ども同士のコミュニケーションもたっぷりと確保できたのではないかと思っています。

詳しくはこちら。

それにしても、大根の収穫はおもしろかった!



本当の、商品として販売される大根の収穫をさせていただけたのです。
いわば、
自動車工場で、ラインに入って車のねじを
直接締めさせてもらったようなものです。

彼らの掘った大根は、本当に東京築地へ出荷されました。
その、トラックに乗る瞬間も見てしまった!

朝4時に置き、延々2時間、大根を掘り続けました。
そりゃあ、楽しくなんかありませんって。大変、タイヘン。

でも、最後に
「君たちのおかげで、手間が省けてよかったよ。だって、ガソリンもかからなかったからな」
と言ってくれたのは、本当に報われた感じだったな。

キャンプや子どもの活動でありがちな
「ちょっと体験」みたいな「なんちゃって」を越えた、
本気の「仕事」をすることができて、よかったなあと思っています。
作業って、大変なもんだよ。

ということで、今度はかわあそびキャンプです。
これは、まったく別コンセプトです。
いかに遊びきることができるかが重要。
そうできるよう、しっかり準備したいものです。