いぶり自然学校

苫小牧軸足をおきながらも、胆振管内各所・いや日高、十勝・・・各所で活動を展開しています。

大沼生活1ヶ月

2012-07-27 13:14:51 | うえだんな
今年も、ふくしまキッズの活動をお手伝いすることとなりました。

去年は、むかわ、弟子屈、大樹、浦河。
今年は、大沼1ヶ月。

総勢約200人をお迎えし、
サマースクールという切り口で活動してます。

着替えを、うちにあった衣装ケースごと持ってきました。
子どもたちと、子どもたちと関わる大人たちすべてが
少しでも大きな達成感を得られるように、
できる限りのバックアップをしたいと思います。

そして、少しでも多くの方にこのことを知ってもらえるよう
発信を続けたいと思います。

ふくしまキッズHP

Pシート

2012-07-20 09:52:10 | うえだんな


ここのところ、大小様々なプログラムシート、Pシートですね、を書いています。

このPシートを書く、という業務は、実は我々のようなディレクターの最も重要な仕事だと
ぼくは思っています。
これを作り込むことができるかできないかで、ディレクターの技能が決まる、とさえ思っています。

うまく表現できないのだけど、
当日の現場っていうのは、自分の努力や経験以上のものは出ないし、天気に左右されるし、
それは自身の生育歴とか、性格や持って生まれたキャラ、つまりは才能、でしか勝負できないから
ある意味「それ以上はどうにもならない」んじゃないか、と思います。

でも、Pシートを作る、ていうのは、
才能というより、「思い」や「熱意」が重要なのではないでしょうか。
現場の可能性は無限大。でも、不安や心配も無限大。
そんな縦横無尽な世界の中から、努力と根性で
ベストなキーワードを見つけ出し、
それを紡いでひとつの作品を作り出す、そんな作業に似ている気がします。

話は飛躍しますが、
才能っていうのは、あとから身につけることはできないかもしれないけど、
思いや熱意は、隠れている才能をトコロテンのように押し出してくれるはずだと
信じています。



とにかく、このPシート作りこそが僕らの生命線なのですよ。

まず、これを作る、という行為を通して、現場の全てを鮮明にイメージします。
日帰りなら日帰り分、2週間なら2週間分の現場の時間の流れ、コミュニケーションの流れを
グーーーーーっと想像し、イメージし、妄想をかきたて、僕たちの言動、
それこそ言葉の一言一句まで紡ぎ出して、それを文字にします。

だから、これを書くとぐったり疲れます。
頭の中だけで、2週間のキャンプを、最初から最後まで…。
車の運転から、ヘルメットの個数まで、お米の炊く量から菜箸の準備まで想像するのですから、
大変です。

まるで烈海王との戦いの前の範馬刃牙のような気分になります。
(わかる人にしかわかるまい むふふ)

しかし、これ、自分自身だけが満足してはいけません。

もう一つ、ポイントがあります。

Pシートは、
このキャンプを依頼してくれた方、あるいは手伝ってくださる方にも
自分の頭と同じようなシーンをイメージしてもらえるような「書きぶり」に仕立てないといけません。

これが、実に難しい。
ぼくらは、売れっ子の作家でもないし、放送作家でもないので
短い言葉で多くを語るようなボキャブラリーなんて持ち合わせてません。
でも、どうにかして作らないと、子どもたちは参加してくれません。お手伝いの方も集まりません。

なので、僕の中では
「Pシートは、なんとかA41枚で収める」
というルールを設けて、
スタッフの言葉や導き出したい子どもの言葉を「セリフ」にして書くようにしてます。
この辺は、元ガッコウノセンセイの癖ですね。

まるで俳句を作るような、苦しい作業であります。

一方、イメージって、一度文字にしてしまうと、もう後戻りができないんです。
文字の力って恐ろしくて…、文字にすると、もうその瞬間にイメージが固まってしまって、
独り歩きしていってしまうんですね。
陰陽師ではないですが、
イメージに「呪」をかけてしまう感じですね。
(これもわかる人にしかわかるまい ふひひ)

できることなら、文字にするのは最後の最後にして、
それまでなるべく頭の中でグワーーーーっと鮮明にすることが
理想なのだけど、そんなことやってると、
「ウエダさん、Pシート、そろそろ送って欲しいんだけど」と
催促されます、間違いなく。

なので、作戦として、

①打ち合わせをして、頭の中に浮かんだホットなイメージを、まずはとにかく、その日中に書く。
 相手方には「とりあえず作ってみました」とたたき台扱いとしてお送りする。
②それを印刷し、壁に貼って、しばら寝かす。頭の中からしばらく忘れさせる。
③しばらくして、それを見て、「なんて恥ずかしいものを作ってしまったんだ」と激しく後悔する。
④そのエネルギーを使って、相手方ともう一度ブラッシュアップする。

そんな段取りを取るようにしてます。

「段取り8割」とはよく言ったものです。
この苦悶の時間があるからこそ、当日を笑って楽しく過ごせるのだと信じて、
今日も悶々と過ごします。
今の僕たちは、夢の中でもキャンプしてます。
朝おきたら汗びっしょりです。顔がヌルヌルしてます。

でも、これだけアウトプットに苦しむということは、
インプットが足りない、ということかなあ。
「アイデアの貯金」が底をつかないようにしないといけませんね。






小学校の宿泊学習

2012-07-11 20:22:36 | うえだんな


毎年この時期は、小学校の宿泊学習を手伝っています。
なんやかんやで、10年近くやってることになります。
おかげさまで、なんとなくコツがつかめて、数少ない得意技の一つになりつつあります。

ぼくたちが思い、願うシーンと、先生たちが思い、願うシーンは
おそらく一緒のはずなんです。
しかし、手法やコンセプトが違うので、
たまに、どうしても心の細かいところでノイズが走りますが、まあなんとかなります。

でもなあ。
なんで、こういう施設とかに来ると、先生って怒ってばかりなんだろうなあ・・・。
(あ、今回お世話になっている学校の先生のことではなくて、一緒に泊まってるほかの学校の先生)
子どもにとっては、一生に一度の大イベントです。
だからこそ、いろんな人のいろんな思いが強くなっちゃうんだろうね。

だからこそ、なんかこう…、もう一歩突き抜けたプログラム、
そして関係づくりをしたいですね。
そんな思いで、今週を過ごします。


今年も夏が

2012-07-04 10:32:23 | うえだんな
7月に入りました。
今年も夏のキャンプが始まります。

僕たちのような仕事は、
実は夏のキャンプの時よりも
この6~7月が最高に忙しいのです。

つまり、夏のキャンプに向けて
準備をするのです。

みんなにお知らせをしたり、
道具や宿を予約したり、
忘れちゃいけない、自分自身のスキルをあげたり・・・。

精力的にこなしていきたいと思います。